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2023年3Q決算に向けて持てる総合商社銘柄ランキング
前回の2Q決算からスタートした、次回決算に向けて持てる銘柄ランキングですが、再始動させます!
3Q決算に向けてのセクターランキング記事をどんどん書いていこうと思います!12月~1月上旬にかけて、なるべくたくさんのセクターをご紹介出来たらと思います!
前回は思い立った時期もちょっと遅かったので以下6記事でしたが、3Q決算に向けてはもう少し多くのセクターを紹介出来たらいいなと思っています。
上記記事は2Q決算前に執筆しておりますので、ご参考程度にご一読ください。ある意味で答えが今既に出ていますので、答え合わせになりますが・・・w
また、このセクターを紹介してほしいというリクエストがありましたら、お気軽にコメント欄にお寄せくださいませ!!!(叶うかはわかりませんが)
では本題に入らせていただきまして今回の第一弾は商社セクターからスタートしたいと思います!
商社はランキングにしやすいですからね。他のセクターでランキング形式に出来なさそうなセクターは形式をランキングにこだわらず紹介していこうと思います。
ではよろしくお願いいたします!
各社の中計期間のおさらい
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前回記事でも紹介しましたが、これはやはり滅茶苦茶重要なので改めて書きます。
特に2Q決算が終了して、3Q決算に向けてとなれば、もう目線は来年度ですから、次の年度のガイダンスなどに意識が向かいます。
特に注目なのは来年度から始まる新中期経営計画を公表する3社で、双日・伊藤忠商事・住友商事は3Q決算に向けては忘れられないということです。
また、中計最終年度に突入する丸紅・三菱商事も駆け込みの時期入ります。
上記立ち位置は是非確認しておいてください。
7大商社のバリュエーション分析
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まずは株価とPER・PBR・時価総額と配当利回りを確認していきたいと思います。
これは前回決算時と大きくは変わっていませんが、引き続き双日・住友商事がPBR1倍割れの状況が続いており、こちらの対策に注目です。
一方伊藤忠が非常に高いバリュエーションになっており、これは非資源の安定性がこのバリュエーションを形成していると考えてよさそうです。
その真ん中にいる、資源が強い三井物産・三菱商事・丸紅が1.2倍台ということでバリュエーション的には完全に出来上がってきたなという印象です。
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前回の決算からの上方修正と2Qまでの進捗率の比較表がこんな感じです。
特徴的なのが豊田通商と丸紅と住友商事で進捗率が55%越えと非常に順調に見えます。しかも3社とも上方修正したうえで保守的な計画を出してきている印象で、3Q決算にも更なる上振れ余地があるように見えます。
一方、残念だったのが三菱商事で上方修正幅が300億円と小幅だったことに加えてそもそも進捗率がかなり弱いです。
伊藤忠と三井物産は上方修正を行っておりますが、追加株主還元と自社株買いがセットになっており、進捗率が低くとも自信を表す形でカバーしました。
双日は上方修正が唯一なかった銘柄でネガティブでした。
株価パフォーマンスの差が縮小し始めている?
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年初来の株価パフォーマンスランキングはこちら。
1位 豊田通商 +73.25%
2位 三菱商事 +67.06%
3位 丸紅 +56.96%
4位 伊藤忠 +46.66%
5位 住友商事 +46.62%
6位 三井物産 +45.43%
7位 双日 +36.55%
1位の豊田通商は今回の株主還元強化でポジでしたが、その後株価は下落、決算後上昇も大きく失速。
2位の三菱商事はネガティブ決算で失速となりました。
3位の丸紅は好調を維持しております。
4位の伊藤忠は株主還元強化でポジティブ、相対パフォーマンスが高まりました。
5位の住友商事は意外な高進捗と増配がポジティブでパフォーマンス維持。
6位の三井物産が好決算も失速。
7位の双日はネガティブ決算後、新中計方針発表で本日株価大幅高で挽回です。
上記を踏まえて3Q決算に向けて保有しておきたい商社銘柄をランキング形式でお伝えしてきます!
カタリスト確認とともにぜひよろしくお願いいたします。
ではどうぞ!
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