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2024年度2Q決算に向けて持てる商社セクターランキング
2024年度2Q決算に向けて持てる商社セクター
商社セクターにおけるカタリストを確認するうえで非常に重要な中期経営計画。特に最近の商社は株主還元がモノをいうセクターと化しつつありますので、中期経営計画の更新のタイミングで、株主還元の拡充やキャッシュフローの使い道、計画などが公表されるケースが多く、マーケットでも注目されております。
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まだ2Q決算なのに?と思われるかもしれませんが、そろそろ来年度を見に行くフェーズに入ってきます。
商社は基本3か年中計を立てております(伊藤忠が今年度から3か年ではなく1年ごとに経営計画を発表するスタンスに変更されました)が、その中でも特に注目すべきは、中計最終年度の2銘柄。
三菱商事(8058)と丸紅(8002)になります。
この2社は2年前に建てた計画の最終年ということで、当然ながら追い込みの時期であると同時に、来年度の計画をどのように画策しているか?を探るフェーズです。
一方で、三井物産(8031)や豊田通商(8015)は2か年目に入っているため、昨年度立てた計画のアップデート(上方修正)がどの程度あるか?進捗が問題ないか?などを確認するフェーズです。
今年中計初年度にあたる住友商事(8053)や双日(2768)は既に公表されたものが走り出したばかりであり、逆に追加カタリストが乏しいというのが現状です。
この書き方だと初年度は注目されず、最終年度が注目されやすいと思われがちですが、その時々の状況によっても大きく異なります。そのあたりは各社の状況を確認しつつ行っていくのですが、大前提としてこれが頭にはいていないとカタリストのタイミングを掴めませんので是非頭に入れておいてください。
年初からの大きな変化点は「為替」と「資源価格」
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