200戦対戦して構築した結論純聖典パラ

どうも、古来からの聖典マイスターHisuiです。


みなさん、暗黒宇宙ドラナイ伝は楽しんでいらっしゃるでしょうか。
この世の全てを手に入れたエレメンタルメイジ、
早期ターンでOTKしてくるクエーサーローグ、
ナイエルを軸にした発見ハンターなど、
健全とは言えないかもしれませんが新カードが搭載されたデッキが幅を利かせている環境です。

また、宇宙船も最強格とは言えないもののユニークな能力を備えており、ドルイドやローグ、ハンターなどが宇宙船を使ったデッキで活躍しています。


暗黒宇宙ドラナイ伝で多くのヒーローたちが魅力的で強力なアーキタイプ、あるいは宇宙船関連パーツを手にしていた中、発表当時は大いに期待されかなりの話題を呼んだものの、youtubeに新拡張発売から数日間一切動画が上がらず、レジェンド達成報告も海外含めて一切共有されないそんな新デッキがあるらしい。


そのデッキこそが、何を隠そう新星聖典パラディンなのである。


※文字数多いので読者の皆様は自分が読みたい部分を目次から飛んでいただいて、お目を通していただけるとありがたいです。



聖典パラディンの歴史

過去パッケージの復活

少し思い出話をしようと思う。

聖典パラディンが何故発表当時話題となったのかだが、それは過去4年前に発売された「灰に舞う降魔の狩人」パックにて、聖典パラディンというデッキが存在していたからである。


ハースストーンではエレメンタル、ドラゴン、マーロックなど同種族で固めたコンセプトデッキは毎年存在しているのだが、「聖典」という特定のキーワードやパッケージが1つのヒーローに配られること自体が歴史的に非常に珍しいのだ。
クエストを抜きにして今パッと考えても、聖典に並ぶパッケージはハースストーンの歴史で存在しないんじゃないかなと思う。

そんな聖典が、4年の時を経て蘇ったのだ。


ハースストーンは2年ごとにスタンダードのカードプールが変更されているのでスタンダード環境では聖典に新カードが来ても関係ないのだが、ワイルドでは純粋な聖典強化に繋がっている。
実際、ワイルド環境では聖典パラディンはそこそこ実績を出しているらしい。


これは遊戯王やデュエマでいうところの種族強化に近いところがある。過去のパッケージに焦点を当てて強化し、型落ちした過去のデッキを底上げして環境デッキとして台頭させる。


ワイルドを見れば大成功と言ってもいい聖典パラディン。しかし、「過去のパッケージを強化する」という名目だったからこそ、結果としてスタンダードの聖典パラディンに悲劇が訪れるとは発表当時誰しもが想像していなかっただろう………


旧聖典パラディン

僕は昔から同型のキーワードで構築したデッキが好きだった。

関連キーワードのカードを使えば使うほどデッキ自体が強力になっていく感じが、デッキ30枚全て活用して戦っているような感覚が得られて大好きなのだ。


旧聖典パラディンはそんな僕の好きを詰め込んだようなデッキだったのだ。

懐かしい
beerbrickさんから引用


聖典パラディンの動きは今も昔も変わらず、聖典のコストを下げるカードを序盤は使用することで聖典カードを使いやすくしていく。

中盤はその強力な聖典カードを叩きつけて相手との盤面勝負で優位に立つ。

後半はアグロやミッドレンジならヒーローキャリエルでリソース差を広げて勝ち、コントロールならレディリアドリンで聖典カードを一気に回収して相手に除去出来ない盤面を作り上げて勝ちが狙えるデッキだった。


まさに、アグロミッドレンジコントロールの全対面で戦えて、盤面制圧、回復や挑発、ヒーローキャリエルによる防御性能、知恵の聖典による押し付け性能など全てを兼ね揃えたオールラウンダーデッキだったのだ。


だが、そんな聖典パラディンにも弱点はある。昔も現代もそうなのだが、とにかくデッキとして小回りが効かない。
自分の動きを押し付けて相手に対応させるデッキなので、自分が受け側に回るとまともな除去札が入ってないため厳しい。
聖典コスト減のカードを序盤に使わなければ後半強くなっていかないため、相手のミニオンを除去する暇なんてなくて自分の動きを通していかないといけないのだ。


それでも、上手く回った時の爽快感は格別だった。全対面そこそこやれるオールラウンダーデッキということもあり当時のハースストーンプレイヤーから大いに好かれ、大会実績もある。
対面してても理不尽的な側面は感じなかった。
おそらく、過去に好きだったデッキはなんですか?というアンケートを取ったらまあ上の下くらいには入ってきそうなイメージがある。


そんなみんなに好かれた聖典パッケージが現代に帰ってきたのだから、触らないわけにはいかないだろう。発表当時から私は大いに期待し、発売されたその日には、仕事から帰ったらすぐさまPCを起動させて聖典デッキを組んでランクに潜ったのだが…


現代聖典パラディン

聖典関連カードの評価、解説

今から現代聖典の解説をしていくのだが、おそらくこの記事を見ていただいている方の多くは現代聖典を多くは使ったことがないと思うので、1枚1枚解説していって今の聖典の現状を皆さんにお伝えできればと思う。

3/3/2にしてくれーー!!!!

強さ★★★★☆         使いやすさ★★★☆☆

聖典のコストを下げるカードその1。聖典のコストを合計で2軽減させてくれる。

聖典のコストを2下げるカードを3マナで使えるのだからこのカード自体は非常に強力であるし、序盤に絶対に引きたいカードである。

だが、武器の攻撃力が2で耐久力が3というのが正直めっちゃ使いづらい。
現代ハースストーンの2マナは大体2/2/3なので攻撃力2では除去出来ない。
そもそもさっさと効果的に武器自体は割れて欲しいので耐久力3の強みは当然ながら無い。

これが耐久力2なら、4マナで信念の聖典が繋がるというのに…


なんでお前そんなコスト重いの…

強さ★★☆☆☆            使いやすさ★★☆☆☆

聖典のコストを下げるカードその2。聖典のコストを1軽減させてくれる。

多分現代聖典を使った人ほどこいつの使いづらさに気づき、こいつに恨みがこもっているはずだ。

まず、聖盾4/4/2というスタッツはもはや現代ハースストーンにとっては平均以下。
そんなカードでありながらなんと効果としては急襲も持たないバニラ。そんなカードを4ターン目にポン置きしろと言われているのだ。無茶です。

だいたい昔に1/1/3でコストを1下げるアダールの従者というカードがあったのに、何故現代で同じ効果にも関わらず3マナもコストを上げて使いづらくするのか。
本当に意味がわからない。

効果が聖典のコストを下げるカードだから絶対に入れないとデッキとして成り立たないのに、試合中に出すタイミングもめっちゃ限られる。
聖典強化するならまずこいつから頼むぞ。


聖典パラディンの救世主

強さ★★★★★          使いやすさ★★★★★

聖典を魔法活性も込みで2枚引いてくれるカード。

聖典パラディンはデッキの都合上1〜2マナが少ないことが多いのでマリガンでキープしたくはなるが、キープは非推奨。

どのみちこのカードを2ターン目に出したところでその後に聖典カードを撃つ動きが流石に弱いので聖典コスト減を探しに行った方が良い。

十分に聖典のコストを下げた時にデッキから引いた時の強さがもの凄いので、マリガンでは返して後々引いていきたいカード。


強さ★★★★☆          使いやすさ★★★★★

聖典カードその1。聖典コスト減カードを武器1枚含め2枚引ければ0コストで使えるようになるためかなり使いやすい。

0じゃなくても、武器を振り切った5ターン目に他に動けるカードがなかったら全然切っちゃっていい。
こっから星間研究者が引けたり、星間研究者からこのカードが引けると一気にデッキが回り出す。


強さ★★★★★         使いやすさ★★★☆☆

聖典カードその2。このカードが効果的に使えるような状況になれば大体勝てる。

効果の都合上バリューで勝ちに行くならコスト0で撃つことが必須なのだが、3軽減はいけても4軽減がめちゃくちゃ重い。

このカードが撃てる状態に持っていくのが現代聖典の勝ち筋なので、4軽減を目指して上手く盤面をコントロールしていきたいところ。


強さ★★★★★        使いやすさ★★★★★

聖典カードその3。このカード自体は非常に強く、聖典パラディンの中核を担ってくれる。

0マナで撃つのは狙わず、5.6ターン目に撃って相手に盤面を構ってもらってる間に聖典のコストを下げることを狙っていく。

さがない詐欺師を採用しているリストなら使い回すカードとして最有力候補。


多分みんな採用してない

現代聖典パラディン1番の戦犯。
そもそも過去の聖典が思ったより弱かったというか、過去の聖典も盤面を取り返せる性能をしてるわけではないのでこのカードも1枚で1枚以上の効果を発揮出来るいわゆる「バリューカード」になる。

ここまで見ていただいた聡明な読者の皆様なら気づいたかと思うが、聖典パラディンにはあまりにも「バリューカード」が多すぎる。
聖典コストを下げられることが出来るのはたったの4枚で、武器をサーチ出来る楽器技術者を含めたとしても序盤に引いておきたいのはたったの6枚。
言ってしまえばそれ以外は序盤に別に引いても嬉しくないカードであることが多い。

せめてこのカードが低コストで聖典のコストを下げる効果を持っているカードなら…
種族シナジーやコンセプトを代表するレジェンドは大抵出すだけでコストを下げたり特殊な効果を付与して他のカードを補助することが多いにも関わらず、何故かこいつは他聖典を補助することもなく効果が非常に使いづらい。
たとえ3コストとかになってもどうせ使われないので本当に効果を変えて欲しい。



構築その1 希望期

やりたいこと全部載せ

仕事から帰ってきた暗黒宇宙ドラナイ伝発売初日、まず構築したのがこのデッキだった。

デッキコンセプトは序盤中盤後半隙のない全対面に戦えるコントロールデッキ。
序盤は1.2マナで順当に動きつつ、3マナで武器装備。信念の聖典を中盤に打って盤面を相手に対応させて、終盤は高バリューのカードで押し切る。

小麦色のリネッサを採用することでさがない詐欺師をローグから採用。
サンクアゼルや信念の聖典、トラちゃんを再利用することで盤面による押し付けを実現させる。


これだけ見てるとあまり弱そうに見えないが、僕を待ち受けていたのは絶望の7連敗だった。


何故こんなにも勝てなかったのか、その原因は序盤中盤後半全対応したつもりだったが現代ハースストーンの環境デッキが強すぎて全対面不利だったことだ。


今絶賛環境を荒らし回っているエレメンタルメイジは序盤に他を寄せ付けない盤面を構築しつつも、後半にはOTKレベルのバーンを押し付けてくるデッキである。
そもそも聖典では一度エレメイジに構築された盤面を返せる力がなかった。大体4ターン目くらいには聖典側が相手盤面の強さに絶望して爆発する。


クエーサーローグは最速4ターン目以降に準備が出来次第盤面を破壊しつつOTKを決めてくる。
聖典パラディンは中盤から盤面が強くなっていくので、基本的にはどうしようもない。

他にも最初の2〜3ターン目から盤面に対応することを強要してくるアグロまたは過回復プリースト。
盤面除去が豊富でこちらの攻めを切り返してくるレインボーまたは断末魔宇宙船デスナイト。
5〜6ターン目に聖典以上のズルムーブをかましてくるエッグハンター。
など、もはや何に有利を取れるのかよくわからないデッキになっていた。



構築その2   安定性重視

エレメイジを筆頭としたアグロデッキに喰らいつくため、クエーサーローグなどのOTKデッキに対抗するために序盤の安定感を増やすことにした。

高バリューカードは一旦デッキから外し、スカラベのキーホルダーや採掘災害を採用。聖なるライトスティックと合わせてなんとかアグロデッキに対応しようと試みたデッキだった。


だが、これでも対アグロの勝率は4割弱くらいだった。そもそも聖典コスト減を引いていきたいから1〜2マナをテンポとしてキープするような動きをするのが聖典側で強いとは言えない。

なんなら本来有利だったはずの対コントロールですらバリューが下がったことにより勝率が下がってしまったので、結果としてデッキ全体の強さが下がってしまう結果となった。

そもそもエレメイジが筆頭なのだが、現代は基本スタッツ+1マナ分の効果がシナジーにより引っ付いてくるのが基本である。
なんのシナジーもない序盤のカードを採用したところで結局テンポ的には微妙だった。



構築その3 聖典アグロ

その2で対アグロデッキを重視してもアグロには結局微不利であることに絶望した私は、純聖典はもう無理だと諦めることにした。

そこで思いついたのが、信念の聖典だけを採用することで2マナでハイヨー!あるいは星間研究者から信念の聖典を引っ張ってきて、3マナでオーマイカウボーイ(次に撃つ神聖呪文のコストを2下げる)または星間スタースライサーでコストを下げ、4マナで信念の聖典を撃つことに特化したアグロデッキである。

他にも1〜3マナで横並べが可能なカードを多数取り揃えており、そこから4マナでクルセイダーのオーラを繋げる動きも強力である。


また、古代兵器である決斗!、プリズムビーム、山の巨人コンボ(以下、この3種類のコンボを古代兵器と呼ぶ)を採用。たとえ一度盤面を取り返されたとしても、この3種類のうち2種類が揃っていればまだ逆転のチャンスはあった。


このデッキは現代環境と非常にマッチしていた。エレメンタルメイジには古代兵器が一回でも決まれば取り返せる手段が相手にないので勝ち。
他アグロデッキのプリやデモハン、シャーマンなども一度相手に盤面を取られると取り返せる手段がほぼほぼ無いのでかなり優位に立てる。
クエーサーローグにもアグロデッキの優位性を活かし強く出ることが出来た。

11/10 14:00段階

僕は最近ずっとXで聖典パラディンのことをぼやいていてるのですが、これも聖典をなんとか強デッキとして構築できないかと思考を凝らし、ちょっと回して実感があったからなんとなく呟いただけのツイートだったのだが、多くの人に自身のオリジナルデッキを見ていただけて嬉しい限りだった。

このデッキを使って勝ててるとの報告も頂き、聖典開発者として非常に嬉しいです。需要があったらこのデッキもきちんと完成系まで持って行って解説しようかな。



純聖典完成形、解説

聖典に足りていなかったパーツ

お待たせいたしました。ここから本題です。

その3で古代兵器(決斗!、プリズムビーム、山の巨人コンボのことを総称する)が現環境に刺さっていると気付いた僕は、その3のデッキを回しているうちにとあることに気づきました。


「もしかして、古代兵器をデッキに入れた純聖典って、聖典パラディンの全ての弱点をカバーしているんじゃないか?」


聖典パラディンの弱点は色々あります。
1、一度相手に構築された盤面を切り返せない
 聖典パラは序盤を聖典コスト減のカードで動きたい関係上どうしても序盤の盤面をある程度は放棄する形となってしまう。
 かといって聖典パッケージには盤面を取り返すほどの圧倒的な力もなければ除去札もない。

2、中盤に盤面を取り返せた頃にはもう手遅れ
 なんとか急襲カードで盤面を取り返せたとしても、こちらには圧倒的な盤面を築くほどの力もないし、そもそも序盤にボコボコに顔を殴られているため体力がその時点でもう少ない。
 もうその頃にはバーンとかで死んでることが多い。トラちゃんとかルミアでなんとかしようとしても、これらのカードはコスト通りに支払っているため大体はそのまま序盤の負債を返済できないまま敗北する。

3、ズル、コスト詐欺が出来ない
 最近のデッキって、数種類のカードが揃ったらとてつもないパワーを発揮するっていうのが多い気がするんですよね。いわゆる上振れってやつ。
エレメイジ 炎のレヴナントを序盤に引く
クエーサー 段取り+クエーサーを揃える
プリースト ハゲ+ファンネルケーキ
 でも聖典に上振れってないんですよね。序盤に聖典コスト減を都合よく引けたりとかはしますが、それでもぶん回るのは中盤くらい。
 最近は序盤にとんでもない上振れ要素があることが多いので、それに追いつかないとダメ。


これらが主な弱点なのだが、なんと古代兵器はこれら全てを解決するのです。
1、一度相手に構築された盤面を切り返せない
  →プリズムビームと山の巨人または決斗があれば4ターン目には相手の盤面を完全にひっくり返すことが可能。
 後は丁寧に除去しつつこちらの動きを進める。

2、中盤に盤面を取り返せた頃にはもう手遅れ
 →たとえ古代兵器が揃うのが中盤だとしても、コンボに使うのが1〜4マナくらいなのでトラちゃんのミニ工作とか聖典コスト減と組み合わせることが可能。
 次のターンにルミアで蓋が出来ればもう勝ち。相手の盤面に並んでいる状態でルミアを出すのと、相手の盤面が更地でルミアを出すのとでは雲泥の差がある。

3、ズル、コスト詐欺が出来ない
 →古代兵器は相手の盤面を利用しコスト詐欺が可能である。これは3ターン目に武器を握りたい聖典パラディンと相性は抜群。
 決斗とプリズムビームコンボは相手の盤面が4台並んでいる前提で4マナ必要なのだが、4ターン目にはアグロデッキ相手なら絶対4面並んでるので問題ない。
 何より開発者が私でまだ世間に発表してるわけじゃないので初見殺し性能がすごい。
 これ決めたらメンタル壊れて相手爆発する。


なんと古代兵器は聖典パラディンの弱点を全て解決できる革命的なセットだったのです。


古代兵器を採用した聖典パラディンはまさに僕が求めていた全対面に程よく戦えるオールラウンダーデッキの側面を持ってくれていた。
結果、勝率が一気に安定しレジェンドに到達することが出来たのだ。

ありがとう聖典パラディン



構築、マリガン解説 

今使ってる構築はこちら

デッキコード
AAECAZmrBALSuQau6gYOotQEuMUFhY4GmY4GvI8G9ZUG0akG4t8G7d8GkuAGpeEGnOgGn+gGougGAAA=

聖典パッケージは出来るだけ全て投入し、それ以外の自由枠を古代兵器コンボにした構築。

対アグロ(メイジ、プリ、デモハン、シャマ等)には決斗+プリズムビームを全力で探しにいく。営業電話ロボを採用しているため、3ターン目に営業電話ロボを出すことで決斗あるいはプリズムビームを探しにいくことが可能である。
後は4ターン目にぶっ放して勝ち。
営業ロボちゃんが8番に電話をかけてくれればプリズムビームを確定で引っ張ってくることが可能。

他コントロール対面には聖典コスト減のカードで順当に動いていけばそこそこ戦える。コツは盤面にカードを並べすぎないこと。
神徳の聖典を活用しつつ、適度に強い盤面を構築して除去札を吐かせていくのが大事。


マリガン
対アグロ
奇跡の薬売りだけ持ち、後は全て返して決斗とプリズムビームを探しにいく。
山の巨人は都合よく引いた時でok。あったら余裕で勝てるが無くても大体勝てる。

他対面
自分の動きを優先するデッキなので別に相手によって動きが変わるわけではない。
奇跡の薬売り、ハイヨー!、楽器技術者、武器をキープ。
楽器技術者がいるならハイヨー!は返す。
武器があってハイヨー!があるなら楽器技術者は返す。
他の手札が良ければ星間探求者も感覚でキープ。
信念の聖典は武器or楽器技術者有ればキープ。


各カード解説

聖典パッケージの解説は前述してるのでそちらをどうぞ。

・古代兵器達

今は3マナ
今は8マナ

聖典を救う古代兵器。インフレの波に飲まれて最近では一切見かけなくなったこれらのコンボが、スタン落ち直前の今になって採用。

決斗!を撃てば相手の盤面に3対分盤面が並ぶこととなるので、相手の盤面にすでに4体分盤面に並んでいれば1マナでプリズムビームが撃てる。
合計4マナで使用することが可能。
決斗で相手の盤面に7体盤面に並べば、海の巨人を0マナで使用することが可能である。
このコンボが決まれば今のアグロデッキには抗う手段がないのでそのまま勝ち。


・奇跡の薬売り

影の立役者

聖典パラディンにありがちな手札事故を軽減し、対アグロには序盤の盤面を食い止めつつ古代兵器を探しに行ける重要すぎる役目を担う。
これが引ければ序盤一気に楽になるし、営業電話ロボから1を指定された時もこのカードをデッキに入れておけば無駄にならないし引いても強い。


・ハイヨー!シルバーウィング

聖典確定サーチ

神聖呪文を聖典に絞っているので確定で何かしらの聖典カードを持ってきてくれる偉いやつ。
後半では即効性がないため投げにくい。序盤にマリガンでキープすることでテンポも取りつつ今後に備えていこう。



・楽器技術者

こいつがいてくれて良かった

序盤のカードが少ない聖典パラディンにおいて2、3の動きを担保してくれる偉いやつ。

5ターン目に信念の聖典と楽器技術者+武器で動きを迷う場面があるが、基本は信念の聖典でOK。
中盤に武器を握るのは盤面が構築できてから。



・営業電話ロボ

紅一点(ロボ)

聖典も古代兵器もいずれもキーパーツを探しにいくのが大事なので非常に相性が良い。
ちなみに聖典はデッキ内できちんとコストが下がっているため、例えば3ターン目に武器を握った後、4ターン目に電話ロボで5コストのカードを探すと信念の聖典を引くことがある。
なので、デッキに0コストまで下がった聖典があると、例えば070に電話をかけた時は電話ロボで2枚聖典をサーチすることができる。
これで神徳の聖典を探せるのが偉い。

電話ロボ絡みのテクニックを以下に記しておく。

・引いたターンに使えばプリズムビーム2枚確定。枠がパンパンなので入れられなかったが、コンサート・アドレイクも1枚入れて8マナを3枚引いて交換化でもう1枚探しにいくのもアリ。
・聖典のコストを1減らせば6コスで探すとルミアを確定で引いて来れる。
・5コスで探すとリネッサを確定で引ける。
・聖典のコストを1減らせば、3マナで探すと決斗か武器をサーチして来れる。



・ぬいぐるみのトラちゃん

紅一点(動物)

序盤に削られた体力を取り返すための捲り札。神徳の聖典と組み合わせて大量回復が可能。
ミニ工作は同じターンに出さず、出来る限りターンを跨いで出していきたい。



・小麦色のリネッサ

リアドリンかこいつか

営業電話ロボを採用するためのローグ観光客。
でも、こいつも十分強い。
コンボを2つ記載しておく。

1、低マナ聖典との組み合わせ
 主に明瞭の聖典及び神徳の聖典との組み合わせで使う。特に神徳の聖典との組み合わせは強力で、対コントロールにはこのコンボは必須。
リネッサがいる状態で神徳の聖典を2枚使えれば次のターンから4枚使えるようになる。

2、プリズムビーム×2回
 2マナ以下で撃てれば全体6点ダメージ。



・ルミア

これでアグロ相手に蓋をする

ハースストーンのインフレを感じる一枚。
聖典でリーサルを取る時は一体をデカ物にして顔面にアタックするので聖典パラディンにとってはデメリットにはなりづらい。

盤面にこちらがミニオンをを並べた状態かつ、相手の盤面が更地でこいつを置ければ勝ち。
対アグロorミッドレンジデッキに対する最終的なゴールはここになる。



惜しくも不採用になったカード

以下はシナジー及び相性自体は良いものの、30枚の中に入りきらなかったカードを列挙していく。
環境、または好みによって自身でアレンジしていってほしい。


・サンクアゼル

このカード入れて31枚で組みたい

めっっっっちゃ相性良いし強いんだけど今回はギリギリ枠に入れられず不採用。
営業電話ロボ1枚と入れ替えてもいいが、それより対アグロが多く勝率をできる限り上げたかったので今回は電話ロボを2枚に。

サンクアゼルの場所の攻撃力バフはサンクアゼル自身の攻撃力に依存しているため、神徳の聖典とめちゃくちゃ相性が良い。
サンクアゼルを1回召喚できれば2ターンに一回サンクアゼルが出てくるのでそこに神徳の聖典を注ぎ込む。
盤面も除去出来るし自分の盤面を一体でも残せば唐突なバーストが相手の顔面に降り注ぐ。

アグロが減るならルミアと入れ替えもアリ。
電話ロボで5マナサーチすると50%で引いて来れるのも相性が良い。



・さがない詐欺師

信念の聖典を打った後にさがない詐欺師を打てばもう一回信念の聖典を打てる。
これがめちゃくちゃ強い。

3マナで武器を握った後詐欺師を投げれば実質聖典コスト減として用いることも可能。
サンクアゼルをもう一回投げたり、ルミアをもう一回投げたり、プリズムビームをもう一回打てたり出来るので汎用性は高い。

山の巨人をこれに変えるのもいいかもね。



・聖なるライトスティック

結構強いよ

聖典系カードを使った後に1コストで撃てる。除去札に自由がないパラディンにて有力。

古代兵器を入れないなら入れることになる。リネッサとの相性もいいよ。



おわりに

合計1万字にも及ぶ聖典の愛を語る記事をここまでご覧いただいた方、ありがとうございました。

新環境始まってから誰しもが興味を示さなかった新星聖典パラディンを、自分1人の考察力及び構築力でここまで持って来れたことが嬉しいです。

ミニセットで聖典パラディンの強化が来ない限りはおそらく今拡張で忘れ去られていくデッキタイプなような気がしますので、今のうちにみなさんぜひ使ってみてください。



何より自分の大好きなデッキを復活させてくれたブリザード、ありがとう。
(強化調整頼むぞ!!!!!!!!!!!!)

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