Blender 透視投影についてのまとめ
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透視投影(Perspective Projection)
焦点距離(Focal Length)
人間の目に近い焦点距離 50mm
焦点距離が短いほど手前のものが大きく奥にあるものが小さく映ります。いわゆるパースが効いている、遠近感があるという画になる。
逆に焦点距離が長いと遠くのものが近くにあるように見え、手前のものと背景が近くにあるように映る
上にある2つの画像は、サルからカメラの距離は全く同じ。焦点距離が長いとよりサルの顔が画面に近づく
焦点距離が短い状態でカメラの距離をサルの顔に近づけると歪んで表示される。顔全体が細く、顔の中心(鼻あたり)が大きく見えて、目の位置が離れた印象になる
視野角(Field of View)
人間の視野に近い角度 左右あわせて約180~200度
人間の視野に近い数値だからといってこの角度をそのまま入力すると違和感が出ます。それは、人間の視覚が常に焦点を合わせているわけではなく、周辺視野がぼやけているからです。
周辺視野 = 存在が認識できる程度の範囲
有効視野 = 必要なものを識別できる範囲 片目で35度
中心視= モノのカタチや色などがキチンと認識できる範囲 1度2度
人間の視覚は能動的に変化する。被写体を大きく表示したいのであれば焦点距離が長く(視野角が狭く)、背景なども含めた全体を映したいのであれば、焦点距離が短く(視野角を広く)とるのが一般的な設定になる
平行投影(Orthographic)
近くにあるものも遠くにあるものも同じ大きさで表示される。遠近感が全くないので建築物などの図面を下絵にするモデリングに向いている
透視投影と平行投影の比較
参考サイト
https://global.honda/jp/safetyinfo/think_safety/vol14/vision/#:~:text=人間の視野は左右,と言われています。
https://www.sony.jp/feature/contents/a/3minutes_focallength_lp/?srsltid=AfmBOooCVTLIC5DwhPi-xcdS1GZSTr7rFMX4hZ1-Errb2jFppwrx_84p
https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/19/05.html