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なかなか出掛けられない

気分転換に外に出掛けようかと思ってもなかなかすぐに出掛けられない。

まず、今日の気分に合う洋服がどれかを判断する必要があるが、これかなと思って着てみても、なんか違うかなと思って他の服に着替えたり、こっちの色のインナーの方が合うかなと思って変えてみたり、それで着替えているうちに疲れてしまって別に出掛けなくてもいいかなと思ってきたりする。

気分転換のために外に出るついでに牛乳を買ってこようかなと思っていたけど、絶対にないといけないわけでもないし、気分転換なら何分かベランダで外の空気でも吸っていればいいのではないかという気もしてくる。

でも、いったん出掛けさえしてしまえば、この出掛けようか出掛けまいかという考えから逃れられるかもしれないし(一回出掛けてももう一回出掛けようかと思う時もある)、今日外出しなかったなと寝る前に思うことがなくなるというメリットはある。

今日は出掛けるためにしわしわの洋服にスチームアイロンでアイロンをかけてしわを取ってふわっとさせて着替えるまでしたのだから、やはり外出するか、と思い、部屋を出てエレベーターのボタンを押した。

コロナが流行し出して、それがいったん一段落してから、今まで行ったことのなかった、駅とは反対方向のスーパーに行くようになった。

そっちの方が駅前のスーパーより人口密度が少ないから。

そのスーパーまでは、まっすぐ行って左に曲がってさらにまっすぐ行けば着くのだけれど、今日は違う道から行ってみることにした。

Googleマップで見たら、歩く距離的には直線で行くよりくねくね曲がりながら行った方が歩く距離が少ないように見えたから。

歩いてみると、いつもと違う道なのでちょっと気分が変わっていい感じがしたけれど、途中で無駄に信号があって、さらにもう一つ押しボタン式の信号のボタンを押さないとスーパーにたどり着けないことが判明した。

これならいつものまっすぐ行って左に曲がってまっすぐ行くルートの方がいい。

押しボタン式信号の押しボタンを押して、私ごときの者のためにたくさんの車を一時停止させてしまうのは気が引ける。

それに、押しボタン式と書いてあるのに、その押しボタン式信号は実は押しボタン式ではなくタッチ式であった。

実際はタッチ式である押しボタン式信号のパネルにタッチして、たくさんの車を一時停止させて、車道側の信号が赤になり、歩道側の信号が青になるのを待って横断信号を渡るというのは事態が複雑すぎるし面倒だ。

だったら自動的に赤信号と青信号が切り替わる交差点の横断歩道を渡りたい。

そんな、どうでもいいことを思った。


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飛粋(hisui)
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