ひたすら人生の時間を贅沢に使って生きていきたい
忙しい人がカッコいいみたいな、忙しいことが偉いみたいな、そんな風潮がある(?)あった(?)けど、私は忙しくない人になりたかった。
だって、昔からの友達が忙しい生活をするようになると、なかなか遊べなくなってつまらないし、忙しい人と付き合ってもなかなか会えなくて寂しかった。
今日の気分にぴったり合う洋服を時間をかけて選んだり、出掛けても忘れ物をしたことに気づいたら取りに帰る時間があったり、家にあるそろそろ食べてしまわないといけない食材を使って作れるレシピを検索して複数のレシピを見比べたり、その複数のレシピの中間点くらいをとって料理してみたり、オンラインショッピングでいろいろな商品を見てどれを買うかじっくり検討したり、日々の生活の中やニュースなどで気になったことを納得がいくまで夜中までネットで調べたり…
そういう風に、ひたすら時間を贅沢に使いながら残りの人生を過ごしたいんだ。
あの映画の、あの言葉に衝撃を受けて、今でも忘れられないから。
「俺がちゃんと話を聞いてやっていれば、姉さんは死ななかったかもしれない。」
一字一句覚えているわけじゃないけど、こんな感じのセリフだった。
この映画の主題はここじゃないけれど、このシーンがどうしても忘れられない。
自分が日々の生活を忙しく過ごして、大切な人に対して時間の余裕をもって接することができなかったら、大切な人が死んでしまうことだってあり得るんだ。
自分が忙しくしているだけで、大切な人が死ぬ確率が上がる。
逆に、自分がゆったりと生活していて、いつでも大切な人と向き合える時間の余裕があったなら、大切な人が死ぬ確率が下がる。
大切な人の命より、優先すべきことなんて、ある?
大切な人が辛いときに、いつでも、何時間でも、向き合える時間がある人間でありたいから、
私はひたすら人生の時間を贅沢に使って生きていきたい。
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