芸術作品に乗っかって自分の生きた証を死後も残す方法
自分が死んでも自分のブログがしばらくのあいだ残るように遺言書に譲渡について書いておこうと思ったり、やっぱり本を書いて後世に残したいなと思ったりしたのだけど、大それたことをしなくても、自分が生きた証を芸術作品に乗せて恒久的に残す方法がある。
心臓音のアーカイブ
クリスチャン・ボルタンスキーさんの心臓音のアーカイブという芸術作品がある。
クリスチャン・ボルタンスキーは人々が生きた証として、心臓音を収集するプロジェクトを2008年から展開しています。
「心臓音のアーカイブ」は、これまで氏が集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。ご自分の心臓音をここで採録することもできます。
登録料 1,570円
※「レコーディングルーム」で心臓音を採録する料金です。採録した心臓音は、CDブックレットにおさめてお持ち帰りいただけます。
登録料 1,570円で、自分の心臓の音を芸術作品の一部として恒久的に残すことが可能。
ただ、香川県の豊島(てしま)は行くのが結構大変だし、港からも電動自転車をレンタサイクルで借りて行くか、島に1台しかないタクシーを予約しておいて行くしかない。
なお、豊島には病院が一つもないそうなので、新型コロナウイルスが収束するまでは、豊島に行くのはやめておいた方がいいだろう。
「時の海―東北」プロジェクト
現代美術家の宮島達男さんが行っている、「時の海―東北」プロジェクトというのもある。
森美術館のSTARS展(2020.7.31(金)~ 2021.1.3(日))に「時の海―東北」が展示されていた。
宮島達男とは
宮島達男さんは下記の写真のようなデジタルカウンターを使用した芸術作品が有名。(下記は森美術館のSTARS展での展示作品)
宮島さんは、作品にデジタルカウンターを使うことにより、人間の生は有限であるということ、生と死は繰り返すものであるということを表現しているとのこと。
「生は有限である」というのは大切なことなので、何度も言う必要があるので、いろんな作品に使っているらしい。
森美術館STARS展での宮島さんについての説明はこちら。
「時の海―東北」のプロジェクトを支援
さきほど紹介した、「時の海―東北」のプロジェクトを支援すると、作品を一緒に作る「サポート・アーティスト」として将来完成した作品に名前を残すことができる。
支援は下記のページから1000円から行うことができる。
旧姓で名前を残したかった
こういう芸術作品に名前を残すんだったら、結婚する前にやっておけばよかったなと今さらになって思う。
大それたことをするのではなく大きいものに乗っかる
自分が死んだあともこの世に自分が生きた証や存在したことを残そうと思ったら、本を書いたり、芸術作品を自ら創ったり、音楽を創ったり、そういった大それたことをしなくても、他の人がやっていることに乗っかってしまうのもアリだよなと思ったのでした。