現代音楽をめぐる4つの事業案

1 サウンドロゴと環境音楽
2 現代音楽プラットフォームサイト
3 社会問題の中にいる子どもを対象とした音楽
4 楽譜出版


私はこれら4つの事業案について思案しています。

実践段階に入っているものではありませんが、現代音楽を絡めた新規事業として行えそうなものは何か?

それを考えた結果を簡単にまとめます。

サウンドロゴと環境音楽

駅、区役所、文化施設、商店街、病院といった公共空間で、環境音楽を流し、その音楽の中に企業のサウンドロゴを混ぜて広告料を取るという、現代音楽によるビジネスモデルです。

公共空間なので、行政や鉄道会社などの協力が欠かせません。サウンドロゴ(企業名やコーポレートメッセージを節を付けたりして音声で言うロゴ)を公共空間で流し広告として使うという手法は前例がないと思います。

サウンドロゴの内容としてSDGs的メッセージも使ってもらえれば、今の社会の流れに沿うこととなります。

現代音楽プラットフォームサイト

現代音楽の作曲家、曲、サイトなどを世界的に網羅し、さらに現代音楽に絞ったSNSがあり相互交流できるサイト。その交流の中でイベントの企画ができていけば、現代音楽、現代芸術の展開になるかもしれません。

社会問題の中にいる子どもを対象とした音楽

私は横浜市におり富裕層もいるような都市ですが、一方では所得格差は大きくあります。子ども食堂もありますし、虐待、ネグレクト、虐めのような子どもに関わる問題も生じているはずです。

そういう社会問題の中にいる子どもを対象とした音楽プログラム。

鑑賞とともに、即興演奏をさせてあげたり、また、体を動かしながら聴いたり歌ったりすることはいわゆるセラピーというものにも通じていきます。

そのようにそういう子どもや周辺の大人向けの、音楽による仕掛けを現代音楽として考えられないかというものです。

これもSDGs的な取り組みとして、行えれば社会に受容されるはずです。

楽譜出版

死後の自身の楽譜の行く末を考えている作曲家はどれだけいるか?この問題に気付いてから、作曲家の方々にお聞きしてきましたが、結論的に、ほとんどの作曲家はこの問題に取り組めていません。

何十年もかけて作った曲が楽譜としてあるのに、それを自分の死後に誰が管理するのか。また、そもそも現代音楽は出版が行き届いている世界ではありません。

楽譜出版は作曲家の立場としては需要があるのは間違いないわけです。

しかし、購入する側に需要があるのか?と言われると、そこが難しいわけです。

需要を喚起するには、現代音楽専門だけではない、色々な形の演奏会やイベントを行い、現代音楽の普及をさせることが必要そうです。

ある程度普及すれば、楽譜の需要も出てきて、出版が事業になると考えられます。

さいごに

1はビジネスとしてやるもの、2はボランティアでやるもの、3は行政から補助金もらってやるもの、4は事業になってもトントンというところでしょうか。

経営、マーケティング、文化政策などを学ぶことで、具体化したいものです。


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