シン・ニホン

有名な安宅和人さんの著書。

カウンセラーを標榜し、大学で非常勤ですがキャリアデザインの講座も担当していたり、非営利団体を自主的に運営する3児の母として、一人の市民として、絶対にファクト(事実)から目をそらしてはいけないということを、改めて強く考えさせてくれた良書として紹介します。

ARCA®(生きる技術研究会)では、2004年から、大学教授を始めとする科学的根拠や事実に基づく経験を集合知に変えるべく、自主勉強会や自主講座を長らく運営して参りました。

転勤族妻という立場に私自身がおかれてしまったことや、我が子たちの発達特性の難易度の高さも相まって、思うように事業活動を拡大できていない最中ではありますが、「まだ見ぬ未来」のための、人材育成にかかわる投資をやめるつもりはありません。

noteを始めたばかりですし、学士しか自分自身は取得していませんが、実務者であるカウンセラーとして、老若男女幅広い方々の本音、本心、真意に耳を傾け、治療行為ではない、「支援」行為に従事して参りました。

「意思決定の支援」ほど難しい支援はありませんが、日本の未来を担う若者の進路決定や就職支援は、この国の未来や、世界の運命をも左右する重大な「意思決定プロセス」であるということを重々承知しながら、多くの人の支援者として活動しております。

新型コロナウィルスの世界的規模での感染拡大抑制に寄与できる立場ではありませんので、一市民として一次情報を取得し、間違った「行動」を止めるべく、水面下で(オンラインで)活動を広げています。

医療従事者の方々、社会活動を止めないための事業存続のためのあらゆる手立てを講じるため、命の危機に直面して現場で働いてくださっている皆様の悲痛な叫びも聴いております。

ただ聴くことしかできない自分の能力の無さに呆れかえるしかありませんが、家庭を支え、幼子を養育し、祖父母や働く夫を支える女性としての役割も、決して簡単で単純なことではありません。

祈る思いで、ペンを握るしかない作家の心境でもあります。

開けない夜はありません。

「今ここ」「瞬間」のキーワードで、最善を尽くすこと。

何もしない、ただ、嵐が過ぎ去るのを待つこと、その行動もとても尊い選択です。

ヒトは、生きているだけで、水を飲み、空気を吸い、排泄し、循環型の地球環境という生命基盤があってこそ、健康に生きていくことができます。歪んてしまったこの惑星を、74億のすべてのヒトがどのような想いをもってみつめているのか、思いを馳せてみることもとても大切です。

自己利益、短絡的なエゴイズムに流されることなく、本質を見ながら、「より正しい行動」を一人一人が行ってくれさえすれば、必ず感染症に打ち勝つことはできます。

その先の未来を、私たちは必ず紡いでいくことができます。

持続可能なキャリアカウンセラーとして。



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