ミニ四駆にオイルダンパーはいらない
マスダンパーの話じゃない。オイルダンパーの話。
ミニ四駆のボディーによっては、このオイルダンパーを模したデザインが施されていることがある。オイルダンパーとは、車体の振動や衝撃を和らげるサスペンションを構成する部品のうちのひとつ。
ミニ四駆には基本的にそのサスペンションとしての機能は備わっていないが、なぜオイルダンパーに模したデザインが施されているのかというと、初期の頃のミニ四駆はタミヤが販売しているRCカーを手のひらサイズにして、気軽に安価に楽しめる玩具として売り出されたので、RCカーには当然オイルダンパーが付いているから、ミニ四駆にもお飾りでしかないが、ボディの前や後ろに申し訳程度に付いている。
僕はこのお飾りのオイルダンパーが大嫌いだ。なぜなら、そもそも意味の無いものだし、RCカーを模していることで、なんだかRCカーより格下の扱いを受けている気がしてくるのだ。
オイルダンパーを知らない人たちからすれば、この突起物が全くもって謎の部位になる。(フロントタイヤ内側にあるスプリングのようなものが該当箇所)
ミニ四駆は40年近い歴史を持ち、ホビーカルチャーとしても我々の生活にしっかりと定着しつつあり、大人から子供まで楽しめる奥深い遊びなのである。
だからこそ、RCカーを小さくして真っ直ぐにしか走れない、子供だましのオモチャではないことを証明していくためにも、このお飾りのオイルダンパーから卒業しなくてはならないのだ!
ニッパーでパチリと切り取り、ヤスリできれいに仕上げていく。
見よ、この「オイルダンパーって何ですか?」と言わんばかりの佇まいを。
ミニ四駆にオイルダンパーなんていらない。
以上、オイルダンパーを切り取るかどうか悩んだ末に、適当な理由を付けて切り取った話でした。