Pop!_OS:「CapsLock」で日本語・英数切り替え
本日のお題
Aキー横の「CapsLock」を「半角・全角」に変えます。↓
経緯・理由など
USキーボードの場合 JISキーボードのように「半角・全角」キーがありません。そこで日本語環境設定でショートカットキーを割り当てるわけですが、あまりホームポジションから崩れない
・Caps Lockと Ctrlを入れ替えて「Ctrl+スペース」
・Shift + スペース
あたりが定番です。
この2つでも悪くないのですが、ほとんど使わない「Caps Lock」がキーボード上に鎮座し続けたまま、というのが前提になってきます。
Ctrlと入れ替えるとキーボードの左下にCaps Lockが来るのでうっかり触れてしまう可能性もあります。ほとんど使いもしないCaps Lockがそこに鎮座するのはスペースの無駄です。
Caps Lockは要らない
というわけで、通常左下にあるCtrlキーをそのまま使い、Caps Lockを「半角・全角」に割り当ててキーボード上から完全に排除することにします。
メリット:Aの左でワンタッチで日本語・英数字の切り替えが出来る
デメリット:なし。(CtrlがAの横にないとダメな人を除く)
Caps Lockをよく使ってCaps Lockをこよなく愛する人が読んだら反論したくなりそうですが、断言しておきましょう。私はCaps Lockを生まれてこの方一度も使ったことがないし便利と思ったことも一度もないというくらい「アンチCaps Lock派」です。うっかりオンになったまま打ちはじめて「ムキ〜」となったことしかありません。
また、ワンタッチで日本語と英数字を切り替えられる「半角・全角」キーは非常に便利なのにUSキーでもJISキーでも追いやられて隅っこに配置されているのが解せません。
というわけで、キーボード上から徹底排除です。
設定
ホームディレクトリに「.Xmodmap」というファイルを作成し、以下のように記述します。↓
keycode 66 = Zenkaku_Hankaku
このような感じです(画像はnvimを使って編集している様子)。 ↓
設定が終わったら、
xmodpap ~/.Xmodmap
とターミナルで打って設定を適用。
キーボードレイアウトを表示させて「Caps Lock」のキー表示が「Zenkaku/Hankaku」になっていたら成功です。↓
簡単な作業で無事、Caps Lockが「半角・全角」として機能するようになります。ホームポジションをキープしながら左手小指をちょこっと横にするだけでワンタッチで切り替えられて非常に便利です。
適用は成功しましたが、このままだと再起動したあとキーマップがリセットされてしまうので、毎回起動時に.Xmodmapを実行するように Startup Program で以下のようなコマンドを設定します。
xmodmap /home/ユーザー名/.Xmodmap
という感じです↓
この設定をすると自動的に「 ~/.config/autostart」フォルダの中に起動ファイルが生成されます。今回の場合「~/.config/autostart/.Xmodmap.desktop」というファイルが生成されているはずです。↓
「.desktop」ファイルはアプリ起動ファイルなので、この書式にしたがって書けば自分でも手書きで起動ファイルを作れます。「Exec=」の部分に自動起動したいコマンドを書いてこのフォルダに入れておけばOK。ただ、Startup Applicationsアプリで自動生成するほうが簡単かもしれません。
まとめ
正直言うと私の場合USキーボード・JISキーボード・Mac用キーボード・iPad用キーボード、特殊配列ゲーミングキーボードと日々色んなパターンのキーボードを触っているのでどのパターンでも対応出来るといえば出来ます。あれこれ違うと混乱しないか?と思われがちですが慣れの問題です。「このキーボードの時はこれ」とインプットされているのでいつもあれこれ触っていると切り替えは結構対応出来るようになります。
ただ、「自分にとって最高のキーバインドはなにか」と突き詰めて考える場合、メインマシンのキーボードのキーバインドには徹底して拘りたいところです。
ではまた。