Manjaro:ArcMenuはイイ
MacのFinderとWindowsメニューのいいとこ取り
Manjaroを使い始めてこれはイイ!と思ったものの一つがデフォルトで入っている「ArcMenu」↓。
Manjaro専用機能ではなくGnomeの拡張機能で、他のディストリビューションでももちろん使えます。Manjaroは最初からExtensionsのリストに入っていてインストール済。スイッチをオンにするだけで使えるようになっている、というわけです。
ArcMenuで出来ること
・ファイルサーチ
・お気に入りアプリや機能のピン留め
・ホーム・ダウンロードなどよく使うフォルダへ一発アクセス
・システムのログアウト・ロック・シャットダウン
などなど。
トップメニューに配置したりドックに配置したり自由自在。カスタマイズ渡が高いですが、個人的にはMacのFinderにあたるような使い方がしたかったのでドック配置に落ち着きました。
MacのFinderにあたる「Files」もドックには標準で入っています。MacのFinderもLinuxのFilesも単にフォルダブラウズ・ファイルサーチをする用途が主なので、「総合スタートローンチャー」としてはそれほど優れているわけではありません。
よく使うアプリやフォルダをピン留めしておいたりアプリケーションにアクセス出来たりコマンドを立ち上げたり、システムを終了させたりと色々出来るWindowsのスタートメニューのほうが総合ローンチャーとしては優れていると思います。
これはOSの好みは抜きにして、「総合ローンチャーとしての性能」として客観的に見た評価です。
このWindowsメニューの良い点を品よくまとめ、MacのFinder・ドックの良さを組み合わせた使い方が出来るのがこの「ArcMenu」だと感じました。
有効にする方法
最初に書いたようにExtensionsに標準で入っていますが、デフォルトではOFFになっています。標準でONにしてもいいくらいのスグレもの。すぐONにすべし。↓
設定画面↓
まとめ
Manjaroは、というよりGnome40は、Waylandがデフォルトプロトコルになってマルチタッチジェスチャーやグラフィック周りなどに進化が見て取れます。トラックパッドの操作感がグンと良くなったGnome40に加えWifiやBlutooth周りなども全く問題なく、ノートPCには特に相性が良いと感じます。(2021年9月の現時点では私はノートPCならPop!_OSではなくManjaroの方をオススメします)
キー操作で色々操作やアクセスが楽になるこのArcMenuのような機能も合わせるとさらにノートPCでの使い勝手が向上しますね。デスクトップより操作性の劣るノートで快適になるということはデスクトップでもさらに快適になることを意味します。恩恵しかありません。素晴らしい。
ではまた。