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Nomad Sculpt→Blender

前回(↓)の続き。

Nomad SculptのデータをBlenderに読み込む

Nomad Sculptから出力(↓)。久々に使ったら、フォーマットが増えてる?ような?

今回、出力フォーマットはglTFを選択。

データの経由には私はGoogle Driveを使っています。iPadとPCの連携ではGoogle Driveが最も汎用性が高くパフォーマンスも良い(ipadOS/Android/Linux/Windows/MacなどOSのプラットフォームを気にせず全てのOS間でサクサク軽快に使える、という意味)ので、iCloudはやめてGoogle Drive一択にしました。

ipad→Google Drive→Pop!_OS(Linux)でブラウザからダウンロード→Blender

という流れです。

Blender4.3で読み込み

読み込んでみました(↓)。

テクスチャが欠損?

最初に読み込んだデータは、なぜかテクスチャが欠損していました(↓)。

原因:Nomad Sculptではレイヤー機能を使ってペインティングしていたからでした。画像の舌パーツと地面パーツだけはレイヤーをマージしていたため、そこだけ移行されたという形になってました。Nomad側のレイヤーで施した処理はglTFでは移行されないため、Nomad側で一旦マージしておかないといけないようです。

改めて、Nomad側でレイヤー情報をマージして、Blenderで再度読み込み。今度はうまくいきました(↓)。

CyclesとEEVEEでレンダリング

Nomad Scuptのデータのまま、何もいじらずにBlenderでレンダリングしたらどうなるかの検証を兼ねて、そのままやってみます。

レンダリングエンジンはCyclesとEEVEEを比較のために両方使用。まずは、EEVEEでレンダリング(↓)。

つぎに、Cyclesでレンダリング(↓)。

影や反射などの表現はCyclesのほうがキレイですが、EEVEEも進化してますね。

まとめ

今回は、Nomad SculptからBlenderにデータを持ってきてそのままレンダリング、という流れをやってみました。
やってみながら感じたNomad Sculptのアドバンテージとしては、

  1. Nomad SculptとBlenderの相性の良さ

  2. Nomadのポテンシャルの高さ

  3. Nomad Sculptではスカルプトからテクスチャペインティングまで、一連の完成までの基本のワークフローが流れるように直感的かつスムーズ。パフォーマンスが遅いとかのストレスがほとんどない。

  4. たぶんM2プロセッサの性能の良さの恩恵も大きい

  5. NomadのZBrush for iPadに対する強みは、Android版もあること

などなどです。
(5)のメリットは個人的には大きいです。ZBrush for iPadはiPadに特化しているため、Appleと運命共同体です。対するNomad Sculptはクロスプラットフォームのため、iPadがなくても、AndroidタブレットやAndroidスマホで出来る、というのも大きいメリットなのです。個人的に一つのプラットフォームと運命共同体のアプリは好きではないので、ZB for iPadよりはNomad Sculptのほうが方向性としては好みですね。

ではまた。

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