クリエイティブLinux:GIMP 2.99.xでロゴデザイン
前回の記事(↓)の続き。
もっとLinuxをクリエイティブ制作用途に使おう
「Linux」って聞くとね・・・どうも、いつまで経っても理系TECHギークやエンジニア臭が抜けませんよね。イメージ的に。Linuxコミュニティでは、何年経っても、あいも変わらず
「役立つコマンド〇〇」とか
「サーバー構築」とか
「〇〇ディストリビューションが良い・悪い」とか
「Linuxで古いマシンを蘇らせよう」
的な話ばかりで。
そればっかりじゃ、つまらなくないですかね。
私はつまらないです。
もう飽き飽きしてるんですよね、そんな話は。
そういう系の情報が圧倒的に多い反面、MacやWindowsに比べて、クリエイティブな用途、グラフィカルな用途で使っている記事や情報が少ない。少なすぎる。いや、ほとんど見かけません。私はLinuxは、もっとクリエイティブな用途にも、どんどん使われて欲しいと願っています。
Linuxは、軽くて安定しており、リソースを食わない。故に、ディスクやRAMをその分大事な作業に回せせる。つまり、それらのリソースを食いまくるクリエイティブな用途にはとても向いているポテンシャルを秘めています。実際、Blenderをメイン用途で使っている私は過去にその優位性をなん度かnoteに書いてきました。
2Dアプリの進化はクリエイティブLinuxの鍵
Linuxは業界スタンダードのアドビのアプリがない、というのがMacゃWindowsに対する大きなディスアドバンテージです。待っていてもアドビからはLinux版は永遠に出ません。(キッパリ)
なので、代替アプリを使って応援するしかありません。
ただ、2Dの基本アプリであるフォトレタッチアプリ、特にGIMPが、長らくイマイチだったのですね。開発が滞って仕様も見た目も古くなり、UIのオシャレ度が使うか使わないかの大きな分かれ目になる私としては、今一つメインで使う気になれませんでした。
3.0の計画が出てからここ2年くらいは、開発途中版の2.99.xに大きな期待をしつつも、なかなか見えてこない正式リリースにモヤモヤしてました。ですが最近になって正式なロードマップも出てきて来年には正式版がリリースされる可能性が高まっています。ディベロッパーの数も増えたようでなにより。
というわけで、ちょっとKritaをメインにしていたのを、少しGIMP寄りにしていこうか、と考え始めています。レイヤー周りもグンと使いやすくなったので、ロゴデザインをやってみたり(↓)。
久々に色々と弄ってみてますが、すごくいい感じです。
Kritaは安定して継続進化していますし、ユーザーベースも大きい。InkscapeもバージョンアップでUIとUXが進化しています。なので、Linux界での2Dアプリの雄・GIMPの進化も楽しみです。この3つのアプリの進化がクリエイティブLinuxの鍵だと思ってます。
ではまた。