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ZBrush on Linuxがついに完璧に
2021年4月21リリースのZBrush 2021.6.4でLightboxのバグ(ドットを含むファイル名のフォルダが表示されない)が修正されました。
これにより、Linux(Pop!_OS)上で互換レイヤーWINEを使って動かした際にLightboxの中身が正しく表示されない問題が解決。
ついにZBrushの全ての機能が正常にLinux上で動く
ようになりました!(嬉)
過去の記事↓
過去の記事でも書きましたが、私はWindows版のZBrushをPop!_OS上で互換レイヤーWINEをインストールして使っています。
WINEは他の仮想ソフトウェアのようにCPUエミュレーションを行いません。LinuxでWindows NTカーネルの動作をエミュレーションしているためCPUエミュレーションのボトルネックがないのが他の仮想ソフトに対する大きなメリットです。
ZBrushはCPUとRAM依存の設計で、GPUの互換性や性能は関係ありません。そのためCPUの性能とWINEのバージョンとの相性さえ良ければLinux上でもWindows上と遜色ないパフォーマンスで動かすことが出来ます。
Mac版ではフルスクリーン時にZColorが使えないなどの不便さがあります。ZBrushの全機能を100%不具合なく快適に使うならWindows一択でしたが、Linux上でもwineを介することでWindows版を使うことが出来ました。
美しいフォント周り、システムの安定性、Windowsアップデートなどの煩わしさがないなどがLinux環境でZBrushを使うメリットですが、唯一不具合があったのがこのLightboxの表示でした。
今回の2021.6.4アップデートでこのLightboxの不具合がなくなり、全ての機能がWin環境と同じように使えるようになりました。これがLinux版リリースへの第一歩となると嬉しいのですが・・・
ではまた。