M1 Ultra Mac StudioはPop!_OS+Ryzen5950X+RTX2060より遅い
少なくともBlenderではまだまだ
M1UltraのMacStudioのBlenderベンチマーク検証動画がアップされてました↓。
この検証によりますと、Blender定番のBMWレンダリングベンチマークではAppleが言うほどのパフォーマンスは出てないようです。
私の「Pop!_OS+Ryzen5950X+RTX2060 SUPER」での結果と照らし合わせると、以下のような結果となりました↓。
CPUレンダリング
M1Ultra:1:43 (macOS)
Corei912900k:1:25 (Windows)
Ryzen5950X:1:21(Pop!_OS)
GPUレンダリング
M1Ultra:0:34(macOS)
RTX3090:0:11 (Windows)
RTX2060SUPER:0:12 (Pop!_OS)
・・・というわけで、論より証拠。
少なくともBlenderのパフォーマンスは、M1Ultra Mac StudioよりもPop!_OS(Linux)とRyzen5950X・RTX2060のほうがまだまだ上です。
Appleのプレゼンは毎回盛ってるので注意
元Apple信者から言わせて頂くと、Appleって毎回
「80% faster!」
とか
「2x faster!」
とか言って、いつも数値を出してカッコよくプレゼンしますね。
あれって、あくまでも自社の旧マシンとの比較です。どのベンチマークソフトでどのアプリで検証した結果が〇〇% fasterなのか、データの根拠もよく分かりません。まのでまるまる鵜呑みにしないほうが良いですね。
特にプレゼン動画はカッコいいのでつい「おぉ・・・これは革命だ」っとポチそうになります。Mac Studioのプレゼンもカッコ良かったですが、まんま鵜呑みにしてAppleに簡単に踊らされてはいけません。
M1プロセッサは確かにポテンシャルが高く、今最もイケてるCPUと言えると思います。しかし、自分の使う用途によってはまだまだ、という可能性もあります。今回のBlenderもその一例だと思います。
まとめ
Blenderユーザー的視点では、
M1Ultra MacStudioは、50万円投資してPop!_OS+Ryzenマシンから乗り換えるほどの魅力はなし
というのが今回のまとめです。
前々から言ってますが、当noteでは
「Blenderユーザーの皆さん、Blenderのポテンシャル引き出すためにLinux検討しませんか?」
と提唱しています。「Blenderは(現時点では)Linux上が一番速いから」というのが理由ですがまだまだ信じる人が少ない印象なので、少しでもLinux+Blenderを試してみる人が増えたら良いな、と思っています。
あ、でも、あまり知られて欲しくない気もしますね(笑)。
知る人ぞ知る、という感じで。
ではまた。
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たまたまお前の環境だけじゃないの?と疑う人は私と似たような検証をしているこちらの記事(↓)も参考に。
Threadripperだと2.6倍引き離されるようです↓。