Pop!_OS COSMIC α版登場
今日(2024/08/09)、待望のPop!_OS COSMICのアルファ版がリリースされました。アナウンスがあってから約2年・・・くらいでしょうか。ようやくアルファ版です。(正直、待ち疲れました)
COSMICデスクトップは、System76がゼロからフルスクラッチで開発している、新しいデスクトップ環境です。GNOMEでもKDEでもない、新しいLinuxのデスクトップ環境。
GNOMEと決別することを選んだSystem76。今後のPop!_OSの未来はこのCOSMICに託されていると言っても過言ではないでしょう。
インストール
安いサブマシン(CHUWI)にとりあえず新規インストールしてみました。
初期画面はこんな感じです(↓)。これまでのPop!_OSは名前の通りポップで明るい感じでしたが、COSMICはちょっとクール路線です。
neofetchを入れてシステム情報を表示してみます(↓)。
次に、Blenderが動くか確認。Pop_Shopからインストール。
まぁ、大丈夫です。普通に動きます。
設定画面などはこんな感じです。悪くないです。
ファースト・インプレッション
ファースト・インプレッションは、
「あーーまだまだ、アルファ版なんだな・・・」
というのが正直な感想です。
GNOMEの完成されたデスクトップ環境にどっぷり慣れてしまっている身としては、色々と設定に物足りない部分が多々ありすぎて、すぐにメインで使えるような感じではありません。
たとえば、地域・言語の設定画面は、メニューが現れなかったり。。(↓)
きっぱり言うと、
まだ実用ではとても使えません。
Mac OS Xの一番最初のパブリックベータ版なみです。
あくまでも開発途中のアルファ版です。実験用マシンに入れることをおすすめします。
なにはともあれ、日本語入力の設定
日本人ユーザーは日本語入力が出来ないと使い物にならないので、まずは日本語入力が出来るか、検証です。
とりあえず、自分の過去の記事を参考にしました(↓)
(※我ながら、素晴らしい記事を書いたものだと自画自賛したいです。こんなにわかりやすいFcitx5のインストール解説は他にない!いやもう日本一分かりやすいんじゃない?と自負してますよ。ほんと、Linuxの技術記事を書く人、文字ばっかりじゃなくて、(私のように)解説画像をもっと使いましょう。 Linux系の人って理系脳なエキスパートが多いせいか、視覚的に分かりづらい記事が多いんです、ホントに。)
で、なんとかFcitx5をインストール出来、日本語入力も可能になりました。
VSCodeに日本語入力してみる、の図(↓)。
疲れたのでとりあえずここまで
スクリーンキャプチャのショートカットキーどこ?とか、細かい設定が分かりづらく、まだまだです。 正直使いづらいので、こうやって画像をキャプチャして記事を書く作業も時間がかかるわけです。セレロンCPUに8GB RAMというしょぼい環境にインストールしているので少し緩慢な部分もあります。でも、そのしょぼい環境でもウィンドウがシュパッと開いたり、Blenderがすぐに立ち上がったり、色々と将来的に期待できる部分も見え隠れしています。
今のGNOME環境と同等になるにはもう少し時間がかかると思いますが、昔のMac OS Xの登場時がそうであったように、新しいOSの環境を登場時から触って進化の過程を一緒に楽しんでいくのもまたPCの愉しみの一つなのです。
ではまた。