Pulsar 60%キーボードのレビュー
前回(↓)の続き。
Kailh BOX 静音ピンク軸を装着
Pulsarの60%キーボード、届きました。今回、カスタムオーダーで「自分で組み立てる」を選択しました。スイッチ、キーキャップが組まれていないばらばらの状態で届きます。早速、Kailh BOX 静音ピンク軸を装着して組んでいきます↓。
ファースト・インプレッション
組み立て完成。かなりコンパクト! キーキャップはロープロファイルを選びました。ボディはキーが浮いているように見えるフローティングデザイン。スイッチが見えるくらいこの宙に浮いたスカスカ感がありますが、これが結構好みです↓。
同じ価格帯・ホットスワップ対応・コンパクト、というカテゴリーで比べるとキーが多いEPOMAKER EP84も悪くないのですが・・・Pulsarはまた違う感じですごく良いです。フローティングデザインに加え、ボディ上部がアルミになっているのがガッチリ感を出しており、強くタイプしてもブレがありません。
他のコンパクトキーボードとの比較
HHKB Professional 2との比較
HHKB Pro2との比較。サイズ感ほぼ同じです↓。
打鍵音はHHKBの1/4以下かなと思うくらい静かです。私のHHKBはType-Sではないので比較的打鍵音は大きめの部類で趣向の違うキーボード。なので同じ土俵で比べるのもどうかな?とは思いますが、静かな環境が欲しい人やオフィスなどで使うならPulsarのほうが圧倒的に向いていると思います。
Apple Magicキーボードとの比較
横幅は少し長め、縦幅はMagicキーボードより小ぶりです↓。
AppleのMagicキーボードは静かなパチパチという音質で結構静音性の高い部類のキーボード。超薄型なのでストロークが浅くアルミボディなので強く打つとそれなりに底打ち感があります。瞬発的に打つ場合は結構早くタイプ出来ますが長時間大量に文字をタイピングすると疲れるタイプのキーボードです。
PulsarとKailh BOX 静音ピンク軸の組み合わせはコスコスとこもった感じで音質が違いますが、Magicキーボードより静か。底打ち感も抑えられているのでMagicキーボードより長時間タイプに向いていると思います。
Launchキーボードとの比較
メインのLaunchキーボードとの比較です。サイズは横幅はほぼ同じくらいで、Fキーがないぶん縦幅が一回りコンパクト。
同じKailh BOX静音ピンク軸を使っているので両者とも静音性はほぼ同じくらい。普通にタイプすると同じくらいですが、強く打った場合若干Pulsarのほうが静かかな?という印象。Launchはちょっと乾いた音で、Pulsarのほうが若干湿り気のある低周波寄りな感じです。
静音軸との相性=最高
静音タイプと相性が良い、というYoutubeでのレビューを観ていたのですが、改めて自分で触ってみると、それがよく分かります。Kailh BOX 静音ピンク軸と組み合わせてみたところ、
「私史上最も静かなデスクトップマシン用キーボード完成」
という感じになりました。
とにかく、ものすごい静かです。通常他のキーよりもうるさくなりがちなスペースバーですら静か。オフィスでの使用にはかなり理想的かもしれません。リアルフォースやHHKB、メンブレンキーボードなどよりも遥かに静かです。どちらかというとパンタグラフのノートパソコンに近い静けさ。近いといっても最近のMacBookのような「パチパチッ」とした感じではありません。「コトコト・・」という感じですが、同じコトコト系のHHKBのそれよりもかなり静かです。
何かのキータッチに似ているなぁと思ったら、昔のPowerBook G3 Wallstreetのキータッチにちょっと似ています。あれをもう少しガッシリさせてブレをなくした感じ。(例えが古すぎてあまり参考にならずすみません)
マイナス点
ソフトウェアがマルチプラットフォーム対応でないところでしょうかね。アプリがWindows版しかないのは残念です。
まとめ
この値段、この品質で60%でなおかつホットスワップ対応、というのはなかなか少ないと思います。私はかなり気に入りました。これから買うならEPOMAKERよりもPulsarかな、と感じています。とくに「オフィスなど静かな環境でも使えるメカニカルが欲しい」と思っている人にはカスタムオーダー時に最強静音軸としての評価が高まっているKailh BOX静音ピンク軸と組み合わせる事が出来るので、かなりオススメです。
ではまた。