【3Dプリントのはなし】 水洗いレジン
これまでPhrozenの純正Aqua 4Kレジンを頑なに使っていましたが、試しにSK本舗さんの高靭性水洗いレジンを試したところ・・・素晴らしい。 中空にしないソリッドのままだとなぜか出力失敗しやすかったガスマスクケース形状も綺麗に出ました↓。
なによりアルコール洗浄ではなく水で洗浄出来るというお手軽さが良いですね。
プリント設定環境
造形用データ作成環境はRyzen + Pop!_OSマシン。モデリングはBlender、3Dプリント設定アプリは「CHITUBOX v1.9.3」のLinux版です。↓
3Dプリント用のLinux版のネイティブアプリがあるのはホント有り難いことです。このCHITUBOXがあるからLinuxに本格移行出来たようなものです。感謝。
以前メインで使っていたFlashforgeの光造形機HunterはPhrozenのプリンターような汎用アプリ・汎用レジン対応型ではなく専用アプリ&専用レジン推奨で、さらにWindows版とMac版しかなかったためメイン環境に移行出来ていません。
モデリングの3Dデータは大きいので、データをデシメートして軽量化して・・・というワークフローの流れだとパイプライン的にどうしてもモデリング用マシンと同じマシン上のほうが都合が良いです。
汎用レジンが使えてLinux版が出ればまたHunterを使う可能性はありますが・・・今のところメインのプリンターはPhrozenで変わらず、メインのレジンはこの水洗いレジンになりそうです。
3Dプリントの設定
今回はPhrozenの水洗いレジンの設定をそのままデフォルトのままで使ってみました↓。
レジンのメーカーは違いますが、そのままでも使えました。このあたりは色々出力してみてから微調整するかもしれません。
まとめ
3Dプリント用レジンはしっかりした耐久性のものを出す場合アルコール洗浄必須タイプを使う場合が多いですが、少々面倒で敷居が高い面もあります。
ミニチュア用途に綺麗に出力する場合、レジンに合う設定もシビアになります。一度うまく行く設定が定まってきたら設定やレジンはあまり替えたくないのでこれまで頑なにPhrozen純正のAqua 4kレジンを使ってきました。今回初めて水洗いレジンを使ってみたわけですが、非常に好感触です。
このSK本舗の高靭性水洗いレジンはミニチュア用途に必要な「高精細」「高い強度」に加え、お手軽にプリント出来る、という3要素を好バランスで兼ね揃えたレジンだと思います。