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クラシックMacOS on Pop!_OS(2)
前回↓の続き。
前回の記事のコメント欄にて投稿された友人の多大なヘルプのおかげで、Pop!_OS上で「MacOS 9」の起動に成功しました。↓
SheepShaverを使うとよい
PowerPCのエミュレーションには「SheepShaver」をビルドしてインストール。↓
このSheepShaverはフォークされており、「より最新のものはこちらへ」と案内があります。↓
ただ、この最新のものはPop!_OS上でもmacOS Monterey上でもビルドが通りませんでした。更新されれば解決できるかもしれませんが、今は一先ずオリジナルの方を使うのが賢明なようです。
インストール出来たのはMac OS 8.5〜9.0.4
手持ちの昔のインストールCDで試したところ、OS Xのクラシック環境対応あとのバージョンのMac OS 9.1CDではエラーが出てインストール出来ませんでした。8.5と9は成功。9をインストール後にCDに入っている9.0.4アップデートをかけて9.0.4にしました。
私の場合は少し変則ですが、当時はMac OS 9の英語版に日本語環境を構築して使用していました。当時と同じように、英語版Mac OS 9に日本語ランゲージキットをインストールして日本語を扱えるようにしてみました。↓
Photoshopもインストール
上手く起動しました↓。当時のPhotoshopは今の目で見ると超絶にシンプルに見えます。懐かしいです。
久々に爆弾マークもみました。↓ こうなるとお手上げです。
Netscapeを起動してみる
まだネットには接続出来ていませんが、Netscapeは起動しました。↓いやホント懐かしい。
Office98は失敗中
Office98はこの辺りでシステムごと落ちてしまいます。まだインストール出来ていません。↓もしかすると8.5なら行けるかも?
UI・フォント周り
私は超がつくUI・フォントフェチです。UIが整合性が取れていなかったりフォントが汚いシステムは使いたくありません。今の目で見てもクラシックMac OSのUIは素晴らしく、フォントも視認性が高くて綺麗です。↓
20年以上前のシステムですが、WindowsのUIとシステムフォントは未だにこれを超えていないのではとすら感じます。ある意味今のmacOSでも超えてない部分がある気がします。
後方互換が高くて古いアプリも動くのはWindowsの素晴らしい点ですが、逆に言えば古いUIを未だに引きずっています。度重なる建て増しで整合性が取れていない辺りはWindows 98の頃から変わっていないように思います。
フォントに関しては、私は幅が狭い日本語フォントが大嫌いです。なのでWindowsのシステムフォントは昔使い始めた当初からものすごい違和感を感じました。パッと見で瞬間的に気持ち悪さを感じるため、長く使っていても慣れるどころか吐き気すら催してくる頃もありました。別にWindowsファンへのディスりではなく、本当の話です。
昔から美しいフォントが好きなのもありますが、私がものすごい乱視だから、というのも一因かもしれません。視認性が高くないと本当に気分が悪くなるのでフォントが綺麗でないOSは安らげて長時間過ごせる「ホーム」にはなりえません。
私のWindows歴はMac歴とほぼ同じです。ですが、こればかりは20年以上使っても慣れません。「生理的に無理」とはこのことなのでしょう。
なので
「WindowsのデフォルトフォントにモリサワのBIZ UDフォントを!」
と超推している記事を書いたりしたのはこのためです。↓
今回クラシックMac OSを起動してみて、私のUI好き・フォント好きの原点を再確認した次第でした。
まとめ
・・・というわけで、無事Mac OSの起動に成功しました。これをやりはじめた目的は「郷愁」。ノスタルジーのためだけです。クラシックMac OSが私の最初に使ったOSなので、生家のようなものです。
安定性に欠けるOSでしたが、当時のMacユーザーの好きの度合いは「熱狂的」でした。その理由はやはり
「いちいち可愛く、遊び心満載で愛でたくなるUI」
にあると思います。
安定性は高くないですし、よく落ちますが、ノスタルジーが目的なのでこの「愛でたいUI」がいつでも触れられる環境が作れたので良しとしたいと思います。まだ触り始めたばかりなので、今回はこのへんで。継続して色々いじっていきます。
ではまた。