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AM誌2023年10月号に3Dプリント関連記事を寄稿しました。
久々にアーマーモデリング誌に寄稿
表題のとおりです。2023年10月号に、3Dプリントパーツこの10年の歩みをざっと振り返る、という記事を寄稿しました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1696119720640-Xz2dSx5V7D.jpg?width=1200)
店頭で見かけたらぜひ手にとっていただけると幸いです。あ、もちろん、Amazonで購入してもOKですよー :-)
新しいものへの嫌悪感
プラモデラーの中には、3Dモデリングや3Dプリントを
「こんなのは模型作りではない」とか「ズル」であるとか、なぜか毛嫌いする層が一定数います。これは洋の東西問わず、存在します。
私も実際、自分のデジタル作品をアップしたら
「造形はすごいかもしれないけど、ソウルがないね」
「造形はやはり、粘土やパテで手を使って造形しないと」
などと言われたこともあります。
造形における「ソウル」って何?
「デジタルも、脳と手を使ってるんですけど?」
って話です。
ちょっと過激な言葉で言わせて頂くと、
「それは、あなたの思考が保守に回ってしまっているから」
なのですよね。つまり、老化です。
「長年大事にしてきた固定概念を覆されたくない」
「俺が愛する模型趣味とはこういうものだ」
という守りの姿勢に無意識に入ってしまっているのですね。
模型趣味のマジョリティはまだまだ昭和世代です。特にAFVなどの趣味はタミヤMMシリーズを幼少期にリアルタイムで体験した世代が中心です。
「AFV模型趣味は、盆栽趣味のように高齢者の趣味の域に入ってきている」
と言ってもいいでしょう。
「タミヤの新製品を待ちわび、ワクワクした」
というあの幼少体験が忘れられず、あの感覚をいまもずっとずっと大事に大事に持っている世代です。
歳を取ると水戸黄門的やサザエさん的な「いつも変わらないあの感覚」「お決まり王道パターン」に安心感を覚えるのと同じように、無意識にコンフォートゾーンを求める。
まぁ、でも、それは決して悪い事ではない。そういう懐古趣味としての模型趣味もアリでしょう。
ただ、あなたがもし、昭和の時代に、ずっとずっと若かった頃に、たとえば小学生や中学生だった頃に、作りたい戦車やフィギュアが脳内にあって、市販のキットがどこのメーカーからも発売されていなかったら、と考えてみましょう。
そして、Youtubeがあって、今のデジタルモデリングツールや3Dプリント技術が登場していたら、と考えたら、どうでしょう?
きっと、真っ先に飛びついたのではないでしょうか?
そう、子供の頃のあの先入観なしの「新しいものへの好奇心」の感覚を思い出せば、デジタルモデリングも、3Dプリントも、きっと、すんなり受け入れられるはずです。
今回のアーマーモデリングへの記事は、そんな、3Dアレルギーの人たちにの事を考えつつ、寄稿しました。
ではまた。