私は友達が少ない!

金曜日の夜
インスタで見た美味しそうなお酒に触発され
飲みに行ってこようと決意
中学の同級生がいるお店に行って来た

会うのは6年振り
連絡はその間ほぼ全くとっていなかった

久しぶりに会う彼?いや彼女は相変わらずだった
「久しぶり〜♡ごめんね〜なんか思いのほか混んじゃってて。
本当はもっとゆっくり話せるかと思って呼んだんだけど、はーい!パクチーレモンサワー1つね!あ、ごめんちょっと待ってね」

挨拶交わすのも注文が入り混じり途切れ途切れの会話だった

せっかく飲み行くんだからと
6コ年下の可愛いおっとり女子にも声をかけておいてよかった

おっとり女子が来るまでカウンターに座り
隣の知らない男性2人と話す

こういうの嫌いじゃない
一期一会

左の人より右の人がタイプだなぁと思いながら時間潰しに喋る

そんな中おっとり女子到着
すぐ男性2人と会話終了して
待ってた!!!と嬉しさ全開で乾杯


楽しい時間はどんどん経過した

「由香さんは本当飲んでも変わらないですね〜」
おっとり女子は赤い顔でさらにおっとり口調にになっていた

「そうだねー!可愛気が出ればいいよね〜」 

私はトイレの回数が増えただけだった


同性からでもほろ酔い姿の女子は可愛く見えた
これって得だよなー

時間も時間で隣のおっとり女子の酔いっぷりも心配になり
「かっちゃん!もう帰る!!」
声をかけた

「あら〜♡もう帰る?なんかゆっくり話せなくてごめんね〜。でも本当あなた相変わらずわがままよね!変わらないわ〜!!」

わがまま
この一言にハッとした

そうか!
私は何年も仮面を被って過ごしてきたんだ
本当の自分を曝け出さずに
うっかりわがままが今日出ちゃってた

無事帰宅してシャワーを浴び
身体を拭こうと手にとったのはタオルじゃなく足拭きタオル
カッコ良く言ったらバスマット

洗ってあるし綺麗だからいいや!!
少しサイズが小さいけど
まあいいか♪と気にせず顔以外を拭く


そう!
私は酔っている
そう都合良く自分に言い聞かせた


いい人じゃない私、中身おじさんの私を知ってる人がごく数人で良かった
本当の私はひどいんだわ








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