ナイトスクープと富士住建

「あ、それナイトスクープで言っていたなぁ」という情報のすり合わせが、週に一度はあるくらい、私は探偵ナイトスクープが好きです。関東圏内なので、少し遅れた放送を毎週欠かさず日曜日のTOKYO MXで観ています。

私の中で一番の依頼は何だっただろう?と、パッと思い浮かぶのは「一休さんになりたい男の子の回」。一休さんが大好きなまだ幼稚園生の男の子のもとに朝、突然探偵さんが現れ、お寺で修行をすることになる回です。まだお母さんが恋しい年頃、しかし一休さんもお母さんと離れて修行を頑張っている。男の子は健気に頑張るのですが、お母さんの顔を見た瞬間、堪えていたものが溢れ出し、わぁっと泣き出す姿は何度観ても泣いてしまいます。「思っている以上に子どもは強い」のと「やっぱりまだまだ子ども」のこのリアルでないと伝えられない成長の境目。「人には理解できない怖い物の克服」や「取れなくなってしまった物」や「約には立たないけれど物凄い特技」など様々なシリーズでわけられますが、やはり「こだわりを持った子どもが頑張るシリーズ」が私の心に残りやすいみたいです。

くだらない事の大切さ、何も約に立たない情報に紛れた、友情や家族の暖かさ。そして松尾依里佳秘書の可愛さ。私の約30%はナイトスクープで出来ているといっても過言ではありません。

私が観ているTOKYO MXでは番組本編が終わり、CMを挟んでの探偵による「エンド5秒」と呼ばれる一発ギャグの前に、「富士住建」のCMが2分間のフル尺で流れます。マイホームを建てた夫婦がそれぞれナレーションをしながら、一軒の家を通し子育てをメインに、家族の成長を凝縮した短いドラマのようなCMです。それをナイトスクープの余韻に浸りながらほ~っと観るのが好きです。このCMが凄く好き、というレベルではないので、ほ〜っと観るのが丁度いい感じです。内容は毎回同じなのに観てしまいます。同じだけれど、反抗期を迎えたお兄ちゃんの「うるせぇよ!」にビクッとします。

日曜日はナイトスクープ、富士住建、エンド5秒、時々やっている「やまと尼寺 精進日記」が観れたら最高な流れです。ちなみに私の「人には理解できない怖い物」は貨物列車です。