二級建築士学科試験の勉強について
2024年二級建築士学科試験を初受験し、合格見込みの無事合格した私がやった事、やらなかった事を記録として残します。
私自身、周りの方々に助けられたので、この覚書きが次の誰かの為になったらと思います。
使えそうな部分は真似していただき、不要な部分はスルーしていただければ幸いです。
※このnoteは最後まで無料です
自己紹介
初めまして。じんぐるです。
高校では情報通信・電気について学び、第二種電気工事士や溶接などの工業高校らしい資格を取得し、卒業後は製造業に就職しました。
その後退職、スクーリングを経て司書補資格を取得しましたが、知り合いの紹介で特定行政庁に非正規雇用職員として勤務。
周りの勧めもあり、2023年10月頃突然受験の意思を固め、実務経験のみで2024年度二級建築士学科試験に挑むこととなります。
学科試験用の知識は元からあったの?
法規の一部分しか知識はなかったです。
仕事柄、建築基準法・関係法令のうち業務で関わっている箇所には強く、法規自体に対する苦手意識はありませんでした。
ただし、計画・構造・施工は全く知識のない状態からのスタートでした。
資格学校には通ったの?
いいえ。
ただし、2月から試験日前日まで専門学校が開講している週1回の対策講座を受講しました。
資格学校を選ばなかった理由は以下のとおりです。
大手資格学校は高額
宿題も多く厳しそう
11月からの受講を勧められたが、もうちょっとゆとりを持ちたかった
二級なら独学でも受かるんじゃない?
インターネットやLINEオープンチャットなどで情報収集をしてると、見出しのような言葉をよく見ます。
これはもう“人による”としか言えません。
私は独学が向いていないので、講座を受講しました。
実際、受験の意思を固めてすぐに本屋さんで3冊ほど大手資格学校出版の参考書を買いましたが、自主性が無く、ほぼ使いませんでした。
また、YouTubeで『建築士試験マニア/はまちゃん』という方の動画を、仕事帰りにカフェで見ながら少しノートをとりました。
とても分かりやすいショート動画ですが、
私のように知識0の人間が知識0の状態で視聴しても、最初あまり効果はありませんでした。
ただし知識が入った途端、突然効果を発揮します。
予習にも復習にもいいです。
1人で勉強するのが向いているのか
スクーリングが向いているのか
ここの判断がとても大切だと思います。
学生時代の事を思い出しましょう。
勉強方法は?
講座に通えば受かる訳ではなく、普段の勉強も当然必要ですが、勉強方法は千差万別です。合う合わないがあります。
特に私の勉強方法は特殊なので、多くの方には合わないと思いますが、合う人も少なからず居らっしゃるかもしれないので書かせていただきます。
主にやったこと
LIVE配信をしながら講座で教わった部分を声出し復習
LIVE配信をしながら一問一答(1日3時間程度)
分からない部分は徹底的に調べて納得する
覚えられない横文字は語源を調べて意味を理解
二級建築士試験対策アプリ
模擬試験(計6回)
(少しはやったけど)あまりやらなかったこと
予習
過去問集
まとめノートを作る
法規(学科Ⅱ)の学習
…特殊すぎてごめんなさい。
自分に合った勉強方法を見つけてください!
何故LIVE配信を…?
私が1人だと何もしないダメなやつだからです…
配信してない時間はほぼ勉強してません…
配信することで無理やり学ぶ環境を作りました。
(終業後カフェで1時間、帰宅後夜中に2時間)
自分が人に教えるかのように講師の方の言われていた事を思い出しながら声に出すことで、復習と定着を一度に行える効果があります。
また、優しいリスナー様が私の分からないところを教えてくれることもよくありました!
ありがとうございます!!!
何故過去問集をやらなかったの?
私の性格上
覚えていない = 納得してないから
なので、その状態で過去問をいくらやっても意味がないのが分かっていたからです。
なので、
一問一答を解く
分からないor間違えた箇所はテキストを見直す
それでも分からない、納得できない箇所はインターネットで徹底的に調べる
このサイクルで、覚えるべきことを理屈で覚えていきました。
『過去問を3周すれば受かる』
『過去問20年分解けば受かる』
などよく見聞きしましたが、私は本試験1週間前にようやく過去問に手を出し、結果的に1周もしませんでした。
本番では見た事ない文章も多かったですが、理屈を理解していたおかげか、20点程度取れていました。
理屈なんて要らん!とにかく覚えて受かりたいんだ!という方は調べたりせずに、過去問を周回してください。
講師の方も経験者も、皆さまそれを勧められるので、それが正攻法です!
法規の勉強はしなくていいの?
私の場合、以下のことだけしました。
法令集の目次にマーキング
線引き箇所の追加、変更
注釈(関連条文)の追加
インデックスの追加
計算を要する問題の勉強
計算問題は勉強しないと、法令集だけ見ても初見では無理だと思います。
その他は法令集という答えを持っていくので、該当条文が引けて読み取れれば正解すると思い、答えにたどり着ける法令集を作ることにしました。
『目次にマーキングするといいよ』
と、法規の得意な一級受験者さんに教えていただき実践したところ、とても引きやすくなったのでオススメです。
法規に対する苦手意識がないことと、法令集がうまく引けることは違います。
私も当初、25問解くのに2時間半以上費やしてました。
計画・構造・構造は?
法規の勉強をあまりしないおかげで、他の3教科に集中できました。
これも私の持論で申し訳ないのですが
絵で書けない = 理解してない
です。ですので私のテキストや解いたプリントには絵がよく描き込まれています(笑)
また、移動時間や寝る前に二級建築士試験対策アプリをちょっとやるのが、地味に効いてきます。
特に計画。
以下、学習した印象
〇計画
1番取っ付きやすい
身の回りの事を難しい言葉で説明する科目
建築史から勉強するのが良さそう。2点取れる!
アプリが活躍する。
○構造
力学が勉強の第1関門
早めにスタートした方がいい。
理解すればただの数学なので、6点取れる!
部材は覚えることが多いが、施工と法規と重なるポイントがある
○施工
私生活で1番馴染みがなく、想像しにくい
覚えるべき数字も多くやっかい。
構造と共にコンスタントに学習しつつ、最後に暗記する
※個人のイメージです
まとめ
今回書き出して、改めて自分の勉強方法は特殊すぎるなと感じました。
休みの日は趣味の謎解きに1日使ったりと、勉強時間も恐らく他の受験者さんより少なかったと思います。
それでも突破出来た(見込み)のは、勉強方法が自分に合っていたからだと思います。
※皆さんは1問にこだわりすぎて徹底的に調べすぎて、時間を溶かさないようにしてください
※記事内の私がやらなかった事は私には不要だっただけです。ご自身に必要なら絶対やってください。
オススメのマインドは『学ぶ事を(辛い)勉強と思わない』ことです。辛いと続かないし、覚えにくいです。
新しい知識を楽しみましょう。
皆さまも、自分に合った勉強方法を模索して、頑張ってください!
拙い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。