「SDGs入門」 村上芽・渡辺珠子著
昨今、ニュースでも取り上げられるほか、企業においても取り組みが進められているSDGs。
その概要、ESGとの違い、自身が勤めている会社でSDGsを進めるにあたっての考え方などを教えてくれる名著です。
200Pほどの文庫本で、難しい言葉や表現は使っていないので、さくっと読むことができます。また、今後SDGsについて考えるタイミングが来たときに参考になる本なので一冊持っておくと便利だと思います。
「SDGsの「S」とはサスティナビリティであり、持続可能な開発を指します。これは「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」と定義づけられます。もう少し具体的には、「子供の世代のことなど、後のことも考えてお金・知識・技術」を使いましょう」ということです。」
この基本的な考え方を教えてもらえたので、SDGsが目指している姿がしっくりときました。また、これまで何となく考えていた社会にとって貢献する考え方について、SDGsによって目標を言葉で明確に示されたので、とっつきやすくなったという印象を持ちました。国も支援しているので、このSDGsの考え方を採用すると、説得力が増すような気がしました。