記事統合のお知らせと、秘書検定を現代社会で取る意味

お久しぶりです。秘書検定1級に合格した嬉しさから、対策記事を書き上げて早1年。ありがたいことに、有料記事もたくさんご購入いただいて、書いてよかったと実感する日々です。

この度新たに記事を投稿しようと思ったのは、有料記事の編集・統合させていただくことをお知らせするためです。
面接対策、コロナ禍のマスク着用対策記事をそれぞれ有料記事にしておりましたが、現在、面接試験でのマスク着用は任意になっていることを踏まえ、1つの記事にまとめて販売することにしました。
マスク記事をご購入いただいた方もいたので悩んでいたのですが、マスク任意着用になったのならば「面接試験時にはしない」方が大多数になるかと考えまして……(マスク着用はどう考えても不利)。
マスクをしたということで面接試験が減点になることはないと思いますので、ご体調に合わせて着用を考える一助になればと思い、マスク記事の一部は面接試験対策の一部として残しておきます。
ご購入いただいた方、お読みいただいた方、もしかしたら実行いただいた方、本当にお礼申し上げます。

さて、記事統合のお知らせだけでは寂しいので、「現代社会において、秘書検定を取る意味はあるのか」ということをつらつらと書いてみようかと思います。

私自身が取ろうと思ったのは、

・転職の履歴書に書けるから。
・自信になりそうだから。
・マナー?とか見直したかったから。
・2回も落ちて、意地になっていたから。

です。

そして取得した今、秘書として働いているか?というと、

全然違う職に就いてます。

私自身に関しては、ただの履歴書の飾りです。
というか、秘書の求人自体がありません。
見つけたとしても、暗に愛人募集だったりするので要注意です。

マナー的なこと、カタカナ語の知識はまぁ役に立ってるかな?と思いますが、上司不在時の連絡対応や、上司出張時のトラブル対応などは、正直、実社会では使っていません。

だって今はスマホがあるから。

筆記試験の勉強をしていて、思いませんでしたか?

「上司のスマホに連絡入れればいいじゃん」と……。

何十ページ、何十問と臨機応変な対応の記述を求められましたが、スマホ、もしくは携帯電話に連絡を入れれば一発解決な問題の多いこと多いこと。
便利な時代になりましたね。
秘書検定の世界に、スマホが登場するのはいつでしょうか。

スケジュール調整や対人関係のスキルも問題として出題されますが、こう思ったことはないでしょうか。

デキる人ほど、自分でリスケするよね――?
いい年して、自分の機嫌は自分でとってよね――?

「上司が気持ちよく働けるように補佐をする」ことが秘書に求められる素質らしいですが、それだけのために人員を割くくらいなら、そういう素質を持った人に実務をしてもらった方が会社として合理的です。
年功序列が崩れた現代、自分でリスケもできない人が上職に就いているとも考えにくいです(“機嫌”で周囲を支配して、人を潰していく人はごろごろいますが)。

スマホなりスケジュールアプリなりスマートウォッチなり、便利なものに溢れた現代に、秘書って必要でしょうか。
「対人業務の心遣いこそ現代の秘書の本領」みたいな取材記事もありましたが、それは秘書に限らず、全社会人に徹底してほしいことではないでしょうか。

じゃあ、秘書検定を受験する意味ってなんだ???

と、いうことで、秘書検定を取得して、「実益があった」という点を挙げていきます。

1. 自信・達成感につながる

これは、どの資格試験を受けても同じですね。多くの方が、共通する理由ではないでしょうか。

2. 履歴書に書ける

これも一定以上の難易度の資格試験なら同じですね。たとえ、業務に直接つながらない資格だとしても、空白よりは埋まっていた方がいいし、履歴書を見た面接官に「自己研鑽ができる人なんだな」という好印象が与えられます。

3. 世代間ギャップの理解につながる

どゆこと?と若い方は思うかもしれませんが、主に20代~60代の人々が集う会社という組織の中で、「コンプライアンス意識」「常識」「女性像」の認識って、世代によってほんっとーに違います!!!!!!
若くなればなるほど、男女平等や障害・人種差別意識の撤廃、合理的配慮や人権意識などについて、学校できっちり教育を受けてきたと思いますが、上の世代は違います。言ってしまえば、悪い意味での「昭和感覚」が抜けない方々が大勢いるのです。昭和だって良いところもいっぱいあったとは思いますが、自分に都合のいい「昭和」だけを引きずって押し付けてくるんですから、始末に負えないですね。それはさておき、上の世代の「普通」が理解できなくて、社会人になったとき、このギャップに非常に苦しみました。
秘書検定のテキストを勉強しはじめたとき、ようやく「“昭和”の人たちはコレを求めてたんだ~」と腑に落ちました。こういうのが求められていた→自分も求める→やってくれない→いまどきの新入社員けしからん!の負の連鎖だったのですね。
上の世代に合わせて、それを継承していくか?というと、個人的にはノーです。
ただ、納得はできなくても、「秘書検定の世界が好きな人たち」という目を向ければ、理解はできてくると思います。
上の世代の「理解できない感覚」の一端を把握できたという点では、秘書検定を学んでよかったと思います。
まあキモいとは思ってるけどね!
自分の上司はいい人だよ~現代の感覚だよ~コンプラに誰よりも厳しいよ~!みたいな方は、ラッキーだと思ってください。感覚のアップグレードができる、非常に優秀で柔軟な方に恵まれています。それが普通だと思っていると、そうでない人に出会ったときに「なんだこのオッサンは……?」となります。

4. 資格手当が出る(会社による)

これはマジで実益ではないでしょうか。
会社によっては、資格手当が給料にプラスされます!!!!
私が過去いたところだと、秘書検定2級で3000円、準1級で5000円、1級で1万円が月々つく就業規則でした。
まぁ辞めちゃったので付いたことはなかったのですが…(笑)
新入社員の初任給アップ!などニュースになったりしていますが、じゃあすでに入社している人は?絶対昇給なんか雀の涙でしょ……みたいな方は、資格手当ねらいがおすすめです。
副業できるスキル・体力があるならそっちの方が稼げますが、そもそも副業禁止だったりしますしね。
自分の会社の就業規則を確認して、資格手当に秘書検定があったら取ってみるのも一策です。

以上、「人としての成長」のような観念的でない部分で、取ってよかったなぁと思う点を挙げてみました。
勉強で苦しんでるときって、「これを取って意味があるのか……?」と迷いが生じてきますよね。そんな時の「頑張る意味」の一端にでも、寄与できれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?