「支える」ってなに③
「支える」と「支え」は違う
支えるのは自分が想うこと。支えは相手が想うこと。
重い荷物を背負い歩けなくなっている人の荷物を背負ってあげるのは「支える」かも知れないが、いつも背負ってあげるわけにはいかないのが人生。
その人の荷物を代わりに背負ったり軽くしてあげることは出来ないが、その人が重い荷物を背負っていたとしても頑張って歩き続けることが出来る存在は「支え」といえる。
教育相談をしていた頃、ついついアドバイスをすることで「支えよう」としていた。しかし、それはカウンセリングではない。
自分の存在が「支え」でなければならないと思う。
真っ暗な闇夜で道を見失っている人に、案内はいらない。
ほんとうの「支え」は、そっと道を照らす月明りくらいがちょうどいいと思う。