半年かけていろいろやりましてついに本番月に入った「ナオミの夢」、hishidasも大変だった「有吉反省会」、すべてつながる道筋、そしてそれぞれ次のステージ。
8月26日(木)から29日(日)まで上演します「ナオミの夢」。ついに本番月を迎えました。
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スマホでちまちまとこのフライヤーを作ったのが2月。
「hishidas」スタッフは劇場の制作さん以外、一人もおらず制作からプロモから細かいことすべて私が一人でやっております。ほんとは手伝ってくれるスタッフひとりくらい欲しいけど、募集してもまったく応募ないのです。
だいぶ作家の評判が悪いんだと思います。
まだ台本も上がってない中、顔合わせしたのは5月でした。
一人でやってる分、どうしても最低半年くらい時間かけないと芝居作れないのです。
あと、制作の開始から半年取れればいろんなことを間にぶっこんで、うまく芝居の宣伝になるんじゃないかという考えもございます。
ですからとにかく本番に向けて、あれやこれやとやってみる、というのが今回のテーマでした。そのひとつとして、3月に(芝居とは全く関連はないですが)トークイベントを企画しました。
それがこちら👇
このイベントには「ナオミの夢」にも出てもらう蟹江敬子の姉・大滝秀子にアシスタントとして出演してもらいました。
イベントで楽しそうに不謹慎なことフリップに書いて気楽に笑ってた大滝秀子。この時、まさか四か月後にどえらいことになるとはつゆとも知らず。。。。
このイベントの後、すぐ「ナオミの夢」稽古に入ったわけですが、5月30日になって蟹江敬子からおもしろLINEが。。。
この段階ではまだ未確定案件でしたが、その後、バタバタとスケジュールが決まり、6月頭に日本テレビでスタジオ収録となりました。で、オンエア予定は7月24日。番組出演の情報解禁が前週の14日。
こうなったら、是が非でもオンエア後に「何かをぶっこみ」やんなきゃもったいない。
「ナオミの夢」には蟹江敬子が出演すると決まっていましたが、急遽6月1日にこうもちかけました👇
そんなこんなで「有吉反省会」反省人・大滝秀子の回は7月24日に無事オンエア。
放送後、大きな反響が起きたのはご承知の通りです。
で、こちらは予定通り、7月14日の情報解禁後に”大滝秀子「ナオミの夢」急遽出演”の報を打ちました。
実は、7月24日「有吉反省会」オンエアが決まってすぐ、それならその反響が(おそらく)高いであろううちに何かイベントをやっとけ!!と考えまして、「神戸に大滝秀子が凱旋!!」という名目の野外イベントをオンエア1週間後の8月1日にやることを決めました。
場所はJR三ノ宮駅前「ミント神戸」の地下イベントスペース。
もちろん、「ナオミの夢」プロモーションが第一の目的です。
むりやりねじ込んだこのイベント、おかげさまで多くの方にご来場いただき、大成功に終わりました。さすがテレビの影響力、です。
ここで裏話ですが。。。。
実はこのミントイベントが、「有吉反省会」の「大滝秀子の禊」会場になるかも。。。。という可能性がちょっとだけあった、のです。
本番での「禊」は埼玉の「ゆの郷」さんでの収録になりましたが、ミントでやってたらどんな感じだったんでしょうか。。。
大変だったかなあ。けどちょっと見たかった。
6月に放送、私が原案を担当しましたNHK土曜ドラマ「ひきこもり先生」第二話に「ナオミの夢」出演の岩佐好益、伊勢美琴、竹下ポップに出てもらえるよう手配したのも、やっぱり「ナオミの夢」の前に少しでもhishidasの役者を見てもらいたいと思ったからです。
大した影響はないかもしれませんが、
私もこう見えて、実は一番大事に作っているのが「自分の芝居」です。
その本番に向かう道筋の中で、なんとかあれやこれやとした「別の動き」を作るのも、書き手の仕事だろうと思うわけです。
なんせローカルな神戸三宮にある、小さな小さな劇場でしかやらない小さな芝居です。
見返りも少ない芝居に出てくれる役者に、とにかくやれる限り考えられる限りの「ぶっこみ」を作るのも、また書き手の義務だろうと思っております。
なんてことを考えていたら、またひとついいニュースが入りました。
園子温監督、ニコラス・ケイジ主演の映画「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」の情報が解禁。この作品に伊勢美琴も参加しています。
この映画への撮影参加に関しては、2019年秋に上演したhishidas vol.5「政府登録國際観光旅館」の稽古中に本人から聞いていました。
👇『政府登録國際観光旅館』 舞台写真/松田ミネタカ
相当ハードな撮影だったようでキツいスケジュールの中、それでも連日稽古に参加してくれていました。翌年のコ●ナの影響もあって上映がいつになるのか不明だったのですが、ようやく完成したようでホッと一安心です。
いろんな場所でいろんな活動している「それぞれの階段を上がろうとしてる人ら」が集まって、私が好き勝手に作る意味の分からない芝居に出てくれているのが「hishidas」です。
「hishidas」は「階段の踊り場みたいなところ」だと思っております。踊り場でちょっと溜まって、ひと時ヘラヘラしょうむないこと言い合ってるわけです。
蟹江敬子も、大滝秀子も、伊勢美琴も、近いうちもっと忙しくなってもう芝居に出てよとか気軽に言えないようになってくれて
次に一歩上がる(一歩下がるのか、そこはわかりませんが)と決めたら、みんな踊り場から踏み出して次のステージに向かっていっていただけたらいいなと思っております。なので
「がんばってください。私もがんばります」
これは私が、劇作家の井上ひさしさんから、とある場で直接かけていただいた言葉です(いや、大先生まだがんばるんかい!と心の中でつぶやきましたけど)
この、私が一番好きな言葉を「まだ踊り場にいる芝居仲間」にもお伝えしたいと思います。
大滝秀子の妹・蟹江敬子はこちらの👇ライブがあるため8月28日は「ナオミの夢」出演いたしません。
大滝秀子もペットのウーパールーパーの世話があるらしいので、8.28は松竹芸能の至宝・華井二等兵が代演してくれます。役は「蟹江敬子・大滝秀子」が演じる役と同じ、という超ファンタジーです。あ、華井さんにはもうひとつサプライズ配役も用意してますが、それは本番でお確かめを。
そんな感じで作っている「どこから見ても頭がイカれた人ばっかり出てくる」芝居、「ナオミの夢」。
8月26日の初日に向けて最後の3週間、稽古続けます。
ご予約お待ちしてます👇(すべて当日精算です)
℡予約/
078-231-0011(劇場/平日 AM10~PM18)
WEB予約👇
舞台写真/松田ミネタカ