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【服部奨学生紹介】第14期服部奨学生/毛利 築(岐阜大学)
第14期服部奨学生の毛利 築です。岐阜大学自然科学技術研究科に所属しています。以前、「服部国際奨学財団15周年記念式典」で研究発表をさせていただきました。(詳細については以下をご覧ください)
https://note.com/hisf/n/n9c1ffc9b3fd4
今回は、この研究をさらに進め学会で発表したところWET優秀プレゼンテーション賞を受賞することができましたので報告します。
受賞について
学会名: The Water and Environment Technology Conference Online 2024
日程: 2024年 7月20-21日
受賞した賞: The WET Excellent Presentation Award
発表題目: Improvement of Cathode Performance in Microbial Fuel Cells Using Nitrogen-Doped Activated Carbon Prepared by Two-Step Method
研究概要: 廃水をきれいにしながら同時に発電も行う微生物燃料電池という廃水処理技術の研究です。実用化を目指し、発電能力を向上させるため、本研究では電極の触媒に着目しました。新しい方法によって、触媒に使用する活性炭という素材を改質した結果、電極の性能が大きく向上しました。また改質する際の最適な処理条件についても明らかにしました
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学会サイト受賞者ページ: https://www.jswe.or.jp/awards/wetpresen/index.htmlj
![](https://assets.st-note.com/img/1727756649-GLq5IimXK6wOFyg7DEhsfQSv.jpg?width=1200)
今後について
秋には国際雑誌への投稿を行い、12月はマレーシアのクアラルンプールで行われる国際学会で研究の集大成として発表を行う予定です。
4月からはこれまでの研究を生かせる会社への内定が決まっており、研究を続けられる環境に感謝しながら、人にとって重要な水について環境負荷を踏まえた廃水処理の新しい技術で実用化を目指していければと考えています。
奨学金応募者へのメッセージ
奨学金に応募するというのは、わからないことだらけで不安なことが多いかと思います。僕も初めて服部奨学財団を知り、応募しようか迷っているころは同じ気持ちでした。しかし服部奨学生になることができてからは、それまで多かったアルバイトの時間をほとんど研究に充てることができるようになり、いくつかの学会で賞がもらえるほどになれました。何よりも仲の良い友人が大勢できて、研修旅行等ではいろいろな経験を通して交流もさせていただいています。ぜひ応募機会があれば迷わずチャレンジして、書類・面接では自身の思いを伝えていただき、学業に専念できる環境を手に入れてください。いつか服部奨学生・OB・OGとして分野を超えたお話ができれば嬉しく思います!