2023年度第1回研修旅行 ・ 京都編 【開催レポート】
8月29日に、第1回研修旅行が開催されました。たくさんの服部奨学生が「一番思い出に残るイベント」と口にする研修旅行。今回は写真をたくさん織り込んで、当日の様子をご紹介します。2023年度秋選考にご応募された方にとっても、奨学生たちの雰囲気を掴むことのできる記事になるので、ぜひご一読ください。
八ツ橋作り体験(ししゅうやかた)へ
集合場所の京都駅(新幹線口)からバスに乗り込むと、一行は最初の目的地「ししゅうやかた」へ。ここでは京都銘菓「八ツ橋」作りを体験しました。
京都土産の大定番でありながら、なかなか製法までは知らない生八ツ橋。ここでは生地を作る段階から、奨学生ひとり一人が手作りしました。出来立ての生八ツ橋はモチモチで「お団子みたい!」との声も。
川床での昼食(もみぢ家)
続いては京都の奥座敷・高雄へ。高雄といえば京都が誇る紅葉名所として知られていますが、新緑映える夏も非常に美しい景勝地です。青紅葉を見上げつつ、清滝川に架かる吊り橋を渡って、昼食会場の川床へ向かいます。
川床は、納涼床の名でも呼ばれるように、河原に張り出した桟敷で涼みながら食事やお茶をいただく場所です。まだまだ残暑厳しい8月の末でしたが、水面を吹き抜ける風は涼しく、市井の暑さを忘れ食事に舌鼓。
大覚寺特別拝観
最後に向かったのは大覚寺。真言宗大覚寺派の本山として知られ、実に1200年の歴史をもつ古刹です。もとは嵯峨天皇の離宮であったこの地に、天皇の信任を受けた空海が仏堂を建て、加持祈祷を行なったことが始まりだと言います。
まずは、通常参拝では入ることのできない「庭湖館」へ。書院造の美しい建築で、お抹茶と和菓子をいただきました。
お茶をいただいた後は、門跡寺院の中心となる、最も格式高い場所である「宸殿」へ。こちらは後水尾天皇より下賜された寝殿造の建物で、重要文化財に指定されています。続いて「心経前殿」(御影堂)から「五大堂」(本殿)へと回り、最後に「大沢池」(観月台)の眺めを楽しみました。
京都駅へ
日帰り研修旅行の行程もこれで終了。新幹線口で別れ、それぞれ帰路につきました。研修旅行をとおして奨学生同士の会話も弾み、交流が深まりました。「これまで話したことのなかった学生と仲良くなれました!」という声もたくさん届いています。
研修旅行は、普段の学生生活では触れることがないような体験や学びを提供すること、そのなかで奨学生同士の親睦を深めてもらうことを目的に開催されています。なお、ときどき選考の際に質問をいただくのですが、研修旅行を含むすべての公式行事では、交通費を含む参加経費は全額財団から支給されます。気兼ねなくご参加ください。
今回参加できなかった奨学生に向けては、今年度中に第2回、第3回の研修旅行も現在計画中です。