柳井工業、「EPC事業」を始動。
2022年3月頃。プラント企業の柳井工業が、ずっとあたためてきた新規事業をついに始動しました。
以下のnoteでもお伝えしたように、柳井工業では「太陽光発電事業」と「太陽光EPC事業(以下、EPC事業)」にも注力を注いでいます。
今回は、”太陽光発電所づくり”であるEPC事業にコミット。
はじめてということもありドキドキでしたが、無事に終えることができました。
せっかくなので、率直に思った感想や柳井工業の課題などを、ありのままに残したいと思います。
EPC事業のいろはを学びました
冒頭でもお伝えした通り、今回はじめて、柳井工業がEPC事業に参入しています。
「無事に終わるのだろうか……」と不安ではありましたが、EPC界の”ディレクター”である開発会社のおかげもあり、懸念点は払拭されました。
貴重でありがたい体験でしたし、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回のプロジェクトで学んだことは以下になります。
ゆくゆくは、柳井工業が専属で”施工”を担当。
「生の現場」を経験したからこそ、これからはスムーズにお力添えができそうです。
ここからは備忘録として、所感をお話ししますね。
”折り合い”のたいせつさ。自分ドリブンは、チームも自分も「損」をする
どんな仕事でも、「相手の望みを認識する」は基本だということを再認識できました。
自我が強すぎると、チームも自分も損をしてしまいます。
だからこそ、”芯が強くてやわらかい人”はますます重宝されるなあと。
自分の仕事に慣れてくると、長年の経験から「この選択をすれば、うまくいく」といった感覚が芽生えます。
でもその選択を、お客さんは望まないこともあるんです。「自分たちに任せてもらえれば大丈夫です」だけでは通用しない。
相手に伴走しながら提案する。自分の意図しない方向に向かっても、折り合いをつける柔軟性を持つ。どんな時でも忘れてはいけないですね。
フルリモートあるある。オンとオフの温度差が埋まらない問題
今回のプロジェクトは、基本的にはオンラインでした。
だからこそ、より一層感じました。テキストコミュニケーションの重要性を。
文面とリアルの間には、乖離が生まれてしまうんです。
チャットだとどうしても、「相談したタイミングが悪かったのかな……」「トンチンカンな質問しちゃったかな」と、必要以上に気を遣ってしまいます。
でも案外、電話や対面で話してみると、フランクで接しやすい。これって、リモートワークあるあるだと思うんです。
解決策はいたってシンプル。
文面で伝えきれないときは、電話で相談する。文面よりも温もりを感じられたので、安心感がありました。
柳井工業はフルリモートなので、メンバーにもお客さまにも、もっと気を遣っていきたいです。
と同時に、電話・相談しやすい環境づくりも意識したいですね。
在籍出向の魔力。足りない部分は、助けてもらえばいい
今回のプロジェクトは、たくさんの方の協力のもと成り立っています。
なかでも、在籍出向(以下、ES採用)で出会ったメンバーが頼もしかったです。
柳井工業では、2021年から”ES採用”を導入しています。
EPC事業を実現するためには、柳井工業にはない技術・資格が必須でした。
ES採用で”足りない技術”を補えたので、いい経験になりましたね。
仕組みが気になる方は、こちらのnoteをご覧ください。
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2022年の柳井工業のテーマは「吸収」です。
新規事業なのでまだまだひよっこですが、EPC事業でも”施工のプロ”と認めてもらえるように精進していきます。
取材・文/ヌイ(@nui_nounai)