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プラント業界で「年収1,000万円」を到達するための一手間

以前、このようなツイートをしました。

端的にお伝えすると、「プラント業界でも十分に年収1,000万円は工夫次第で到達できるよ!」ということです。

今回は、プラント業界で働く方々に向けて(主に施工会社向け)、「年収1,000万円を達成するために必要な”視点”と”工夫”」について説明していきます。

年収1,000万円を達成するために「最低限必要なポジション」とは

「年収1,000万円到達できるよ!」と言っても、誰でも叶う訳ではありません。最低限必要なポジションはあります。

結論からお伝えすると、「施工会社の”監督”」は必須です。

監督は、お客様(プラント所有会社)と現場と会社を繋ぐパイプ役。

業務の中には金銭面にも触れているはず。当然、1つの施工・工事で「どれくらいの売上と利益が生じているか?」は見ているはずです。

ぜひ「利益」に着目してください。結構な額が生じていますよね?

年収1,000万円に到達するためには、ここに一手間を加えるだけ。そのカラクリを順に説明していきます。

監督は責任がいっぱい。”本当に”年収600万円で満足できる?

例えば、1つの施工や工事で、「施工会社の売上と利益」が以下だったと仮定しましょう。

・売上:1億円
・利益:3,000万円

※毎回この金額という訳ではなく、あくまでも例えです。とはいえ、大幅にズレている訳ではないんですけどね(笑)

利益3,000万円……結構な利益だと思います。ここで注目なのが「多くの利益を生み出すために”監督”が助長している業務」です。(監督の大変さをかんたんに図解にしてみました)

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▼社内
・単純に利益を最大限に上げないといけない
・利益のノルマを達成しないと怒られる

▼現場
・数百人の現状を見張らないといけない
・何かあった時の責任は監督(会社)にある

企業存続のため利益は大切。上から「利益率35%は絶対ね」と言われたら、なんとしてでも確保しなければいけません。もしノルマを達成できなかったら、かなり叱られます。

そして監督はAKB48グループでいうと「総監督」のようなもの。メンバー1人1人を把握する必要があり、会社の”顔”。何か問題が生じると、監督(会社)の責任になってしまいます。

※例えば、社内のメンバーではない協力会社のAさんが部品を壊すと、Aさんを呼んだ会社の責任になります。

監督は、社内と現場のパイプ。悪く言えば、板挟みになりかねないのです。

いろんな責任を負わされているのにも関わらず、監督の平均年収は600万円前後。会社によっては、500万円代もあるみたいです。

年収600万円で、本当に満足できますか……?

年収を上げるために重要な”視点”と”工夫”

先ほどの仕組みを踏まえ、ここからは具体的な方法をお伝えします。※大きく「個人」と「会社」で分けられますが、今回は「個人」のみに焦点を当てていきます。

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・「監督業務は高収入でいい」という自覚を持つ
・社内で「年収アップ」の交渉をする
・年収1,000万円達成できそうな会社で働く

まず個人のステップで1番大切なのは「交渉」。1つの施工でかなりの利益が出ていますが、ほとんどが会社の利益。自分の給与を上げるために、利益をベースに交渉すればいいのです。

例えば、「今回の施工は今まで10人でやっていたことを、5人でできるように削減します。その代わり、利益の10%をいただけませんか?」といった交渉です。

・お世話になってる会社だから今の給与でも満足しなきゃ
・私の給与が上がらないのって貢献度が高くないからだ
・仕事は大変だけど、きっとみんな同じ給与だよね

ほとんどの監督がこう思っていて、交渉していないケースがほとんど。もったいないですよ……。

会社から年収アップの話を持ち込んでくれることは、ほぼありません。自分でアクションを起こさないと、現状は変わらないのです。

(とはいえ、交渉を快諾してくれない会社もあるでしょう。その場合は、年収1,000万円を到達できる企業に転職した方が近道です……!)

実は、柳井工業であれば「年収1,000万円」は可能です!

僭越ながら、さいごに弊社の話を。実は柳井工業では、年収1,000万円の到達は十分に可能です。

理由は、給与テーブルを導入しているからです。社員の技術によって、正当な年収を渡していると自負しています。

給与テーブル

現段階では、年収1,000万円のメンバーはいません。ただ、近々「私の仕事を全部任せられる優秀なメンバー」がいるので、彼なら十分に達成できると信じています。

・・・

プラントの仕事は職人技。誇り持って仕事をしている人がたくさんいるので、「どうかその人たちが、正当な評価を受けてほしいな」と願うばかりです。

柳井工業自体ももっと成長していき、もっと社員に還元していきたいですね。

今回の記事と相性のいい「給与テーブル」にまつわる話を別途しています。合わせてご覧いただけると、より柳井工業の考えが見えてくると思います。

取材・文・図解/ヌイ(@nui_nounai

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