目指すPM像の言語化と道筋を立てよう
プロダクトマネージャーカンファレンス2018に参加してきた
11/6、7と参加してきました。
2日間ずっと椅子に座りっぱなしだったので、ケツが変なできものできて痛いですw
とにかく学びの多いカンファレンスでした。レポート記事ははてなブログにまとめたのでそちらをご覧くださいませ。
2017も参加したのですが、前回と今回で共通してたことがあります。
「プロダクトマネージャーとは何か?」
「プロダクトマネージャーの役割は?」
「プロダクトマネージャーとして大切なことは?」
という問いに対する持論を発表されている方が多かったこと。
そしてそれを熱心にタイプしたりメモしたり写真撮ったりする人がめっちゃ多かったこと。
・特定の顧客セグメントが持つ特定の課題に対して、価値セットを提供し、解決する
・事業目標と機能の架け橋 / 自社の事業目標を達成できるプロダクトを作る
・「ユーザーの価値とは何か」をずっと考え続ける
などなど、色々な考え方がありました。
また各記事やブログを見ても「ミニCEO」とか「ハブ役」とか様々な表現でプロダクトマネージャーを定義付けしています。
では果たしてどれが正解なのか?
どれも正解じゃないと思うんです。
PMに求められるスキルや考え方は多岐に渡っていて、持っている武器も様々です。
エンジニア出身の人、マーケター出身の人、デザイナー出身の人…
PMはそれぞれの積み重ねてきた武器を使って様々な活躍の仕方をしています。
また組織やマーケットによっても求められる動きや成果は変わります。
カンファレンスのBaiduのPMのChenさんという方のプレゼンでも「アメリカと中国で求められるPMのスキルが違う」というお話がありました。アメリカはニーズがある程度一様化しているため、そのニーズを技術力で解決できるPMが求められる。中国ではニーズが極端に多様化しているため、解決されていない新たなニーズを探すことができるPMが求められるとのことでした。
つまり。
「プロダクトマネージャーとは何か?」
に対する答えは、いくらでもあると思うのです。
大事なのは、自分の強みを認識し、かつ自分のいる環境で何が求められるのかを理解した上で、目指すべきプロダクトマネージャーの姿をしっかり定義することです。
それが正解なのかどうかは、誰にもわかりません。
プロダクトがグロースして社会を変えたという成果が出れば正解です。
なので優秀なPMの方々の「PM像」は参考にしつつも、自分なりの「PM像」をしっかり言語化することが必要です。
その言語化を助けるフレームワークとして「プロダクトマネジメントトライアングル」というものがあるので、参考にしてみてください。
そしてもう一つ大事なこと。
その「PM像」に向けた道筋をしっかり立てること。
プロダクトマネージャー・カンファレンスの実行委員長の関さんは、色々なイベントの最後に「Next Action」を言語化するワークショップを設けています。
あれはすごい大事です。
おそらく「PM像」を言語化しても抽象的な表現になっていると思うので、具体的に何をしていいのかわからないことが多いと思います。なので具体的な道筋を立てることが大事です。
すごい普通なこと言ってますが、改めて大事だなと思ったのでこの記事を書きました。