#170 お布施と袈裟の話
こんばんは。
お坊さんのファッションコーディネーター、
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。
「布施」とは
現代ではお寺や僧侶に包んでお渡しするお金をイメージすることがおおいですが、本来の意味は、施すものが何もなかったため、「布きれ」を「施し」、それを繋ぎ合わせて袈裟にした、という事が語源とも言われています。
写真は、故人の方の何本かの帯を遺族の方が寄進されたものを袈裟に仕立てたものです。
その故人の方の法要でそれを掛けられてご供養されるそうで、故人の方の生前の思い出がより蘇りますね。
この手のお仕事、実は結構あります。
相手さんから「これほどいてつないで袈裟にして」ということもありますし、こちらから提案して「そんなことできるんですか!」と言う方も中にはおられます。
物語が内包させられる仕事で、私は結構好きです。
今日はショートで失礼します。