#104「0」を「1」にすること
おはようございます。
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。
先日、お客さまへの納品が完了しました。
以下の品物です。
頭陀袋(ずだぶくろ)と言って、
お寺の和尚さまが使われる、いわばバッグです。
今回は、和尚様向けのものでなく、在家様(一般の方向け)のもの。
お寺の一大行事を挙行するにあたり、檀家さん有志で委員会が結成され、行事が無事終了した記念に、とのことです。
和尚様向けの記念品と同じお品物の色違いになります。
それはさておき、本題とはちがって。
今回、頭陀袋の縫製を担ってくれたのは、
久柳としては初めてのお取引となる、豊岡鞄のメーカーさんでした。
豊岡鞄は日本有数の鞄の産地で品質には高い評価を受けています。
もともと、当商品を縫製してくれる職先さんはあったのですが、
今回新たにこちらにお取引しようとしたのは以下の理由からでした。
①納期が非常に長く、不安を感じる対応が目立ってきた
➁新たな商品を開発する布石を打ちたかった
ところが、まったく縁のないところからのスタート。
飛び込み訪問からのスタート。
簡単ではなかったのですが、無事に形になり、納品ができてホッとしています。
一つ、触れておきたいのは、いきなりやってきた素性の分からない者を、受け入れてくださって、商品まで完成してくださったメーカーさんには、めちゃめちゃ感謝している、という事です。
飛び込みから、商品になるまでの過程には紆余曲折あったのですが、
また別の機会に詳しく触れたいと思います。
なにより、日本有数の鞄の産地ブランド「豊岡鞄」との取引が直接できたことは非常に意義のあることです。
「0」が「1」になった瞬間でした。
小さな一歩ですが、これから歩みを進め、どんな世界を拡げるかはこれから。
楽しみです。