#12歴史はちょっとずつでも繋いでいった結果
おはようございます。
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。
昨日は#11仲間ってやっぱりいいよねでご紹介した、クライアント様のお寺の行事のお手伝いの本番でした。
『晋山式』(しんざんしき・しんさんしき)
と行って、住職の就任式のようなものです。
また新たに、確実に、住職のバトンがつながった行事で、
感慨深い気持ちになりました。参列者一同も同じ気持であったに違いありません。
私の主な役割は
・本行事主役である新住職の袈裟などのお着付け、身の回りサポート
・稚児行列をするお稚児さんのお着付サポート
でした。
歴史を感じる袈裟を
新住職が身にまとわれる袈裟は、「伝法衣」(でんぼうえ)と言って、その
お寺に代々伝わる袈裟です。
必ずこのような状態で残っているお寺ばかりではないですが、晋山式では、この伝法衣をまとって式を進めていくことがよくあります。
裏に新調した年号が記載されていました。調べると200年は前に新調した袈裟。その時から袈裟と共に、その時の住職・お寺を盛り立てる檀家信徒さん・その他関係者大勢が、お寺を支え続け、今に至ります。
そのことを袈裟から感じ、ロマンを感じずにはいられません
親⇒子⇒孫(ひ孫も!!)と繋いでいく
とてもほっこりする姿を見ました。
稚児行列で歩き疲れて、ぐずっているお子さんをおぶっているのは、
なんとひいおばあちゃん!!
親御さんやおばあちゃんがなだめてもぐずぐずだったのに、ひいおばあちゃんの背中には機嫌よく、身をゆだねていました。
それにしてもこのおばあちゃん元気!!
もしかしたら、このおばあちゃんは子どものころ、お寺を望む同じ景色を見ながら、お父さん?、お母さん?、おじいちゃん?、おばあちゃん?と一緒に歩いた思い出があるのかもしれません。
もしかしたら、このお子さんは、大きくなってお子さんやお孫さんができて、今日のことを覚えていて、同じようにぐずる子をおんぶして歩く時がくるかもしれません。
そうやって、小さな単位の集合体で歴史は作られていくのですね。