自分の可能性に蓋をしない
とある元プロ野球選手のnoteを読んで転職活動の参考になると思い、簡単に書き留めておく。
僕にとっては、九古さんがヤクルトスワローズの左腕として活躍されていたのはまだ記憶に新しい。そんな久古さんが会社員に転身されていたことは存じていたが、今こうして記事を読むと、転職活動中の身としては失礼ながらどこか身近に感じる部分もあった。
さて、九古さんのnoteにも書かれているようにアスリートの引退後のキャリア(セカンドキャリアと言っておく)を充実させることは子供たちがアスリートを目指す上で、また目指す上で必要な、親御さん達からの理解を得る上でも大事なことだと思う。その意味では、とても有益なnoteだと思ったのでシェアしたかった。
九古さんのnoteで "自分で自分の可能性に蓋をする必要はない" という表現があり、転職活動中の身としては非常に刺さる言葉だった。"自分の可能性を信じろ" といった文言は自己啓発書を読むと、よく出てくるように思うが個人的には現実味がないというか、落とし込みが難しいように感じる。ただ信じたところで、それがすぐに思考の転換に繋がり実践できるというわけでもない。
しかし、久古さんのnoteでは、実際の経験談として語られているところが自己啓発書とは違うように感じた。決してスポーツをやってきたことが他に繋がらないわけではない。トレーニングや実戦で心身を鍛え、戦略を立てて結果を出してきたスポーツ選手にしかない魅力さえある。それらはきっと別の形で活用ができるだろう。僕は今までの自己啓発書に書いてあった "自分の可能性を信じる" ということを、久古さんの言葉と結び付けることで自分に落とし込んだ。
これも久古さんのnoteに書かれている。謙虚であることは日本社会で生きていく上で大事な要素の一つだが、一方で謙虚な姿勢は自分の可能性に蓋をすることにも繋がってしまう。自分のキャリアを構築する上では、自分が経験したことや身に付けたスキルがどういうものであれ、それをどのように活かせば社会に貢献できるのかを考えて、実践していくことが大切である。そして、それを絶えず続けていくことで、成長し続けていくことが長い人生において必要な事である。だから、決して自分の経験を限定的なものとして位置付けてしまったり、過小評価をせずに、過去と現在の自分を未来の自分へポジティブに転換させていきたいものだ。
誰にでも訪れる可能性のあるセカンドキャリア
今回は久古さんというプロのアスリートを経験された方から、自分のキャリアや周りの方々へのキャリアを考えるきっかけとなった。セカンドキャリアと聞くとアスリートに当てはまるようにも思うが、これは一般会社員の転職と大きくは変わらないものだということも同時に学んだ。
元野球少年の僕は高校進学後に勉強との両立ができずに野球選手としての道は断念した。当時のひさしマルは甲子園に出てみたいと思っていたし、可能性があるならプロ野球選手になってみたいと思っていたような気もする。もちろん、とんでもない努力が必要ではあるのだが、少なくとも青少年たち自身が諦めるまではその道に希望を持って目指せる世界があるべきだとも思った。そして、アスリートを目指す人々がとことんやった先に新たなキャリアを築けるようにサポートする仕事は社会にとっても有意義なことなのではないかと思う。そして、スポーツに限らず、ゲームやe-sportsの世界で戦う人たちのセカンドキャリアというワードが今後より一層話題になるのではないかと考えている。僕はキャリアコンサルタントとして、アスリートやe-sports選手のキャリアにも関わってみたくなった。
アスリートだから、e-sports選手だから、ではなく、会社員でもフリーランスでもそれぞれが自分自身のキャリアに向き合っていかなければならない時代。セカンドキャリアは誰にでも訪れる可能性があり、自分事としてアスリート達からも沢山学んでいきたいと思うし、子供たちが将来の夢を語る上で、アスリートが決して将来の選択肢を狭めるものではないということも世の中に伝えていきたいものだ。
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