今朝の夢 〜 スライド・ギター弾き語り
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今朝の夢のなかに森山良子と松任谷由実が出てきました。ぼくの部屋のなかで二人はくつろいでいて、三人でなかよく話をしていたんですが、二人ともなんだか妙なヘッドフォンをしていました。
そのヘッドフォンは有線ケーブル付きのものだったんですが、その先っぽをテレビ画面にマグネットみたいなものでペタッとくっつけるようになっいて、それで音を拾うという仕組みだったみたいです(ヘンなの)。
テレビではひたすらなにかの音楽ライヴをやっていて、二人ともそれを見ながら、ぼくも交えて三人でおしゃべりしていたんですが、つまりそのヘッドフォンをつけて番組を聴いていても外部のしゃべり声などはしっかり聴こえるみたいでした。
その部屋は自宅のはずなのに大学の一教室であって、窓から外を見るとちょうど学園祭の準備の真っ最中だった様子。それでぼくはちょっとそれに出演するとかなんとかそんなことになって、アクースティック・ギターで弾き語りをやることにして、部屋のなかで弾きはじめました。
やったのはブルーズで、しかもスライド・プレイで弾いていました。それも長めのスライド・バーみたいなものじゃなく金属製の短い指輪か塊みたいなもので懸命に弦の上をすべらせていたのです。
不思議なことに指輪のようなものでスライドしていたにもかかわらず、二、三本の複数弦を同時スライドで弾いていて、それも大きくビョ〜ンビョ〜ンと低音部から高音部へと行ったり来たりしていたんですね。
勢いをつけて、ガシャガシャとリズムに乗って、スライド・プレイはかなり雑で乱暴にやっていました。森山良子とユーミンの二人はそれに合わせて歌っていたみたいです。といってもぼくが弾いていたのはブラインド・ウィリー・ジョンスンみたいなブルーズ(っていうかあれはゴスペルですけど)だったんですけどね。
でもなかなかいい感じだったので、気分がちょっとよくなった特にユーミンのほうが部屋の窓から外にいる学生に大声でしゃべりかけ、実は坂本龍一なんかも参加するんですよ、どうですか!私たちを学園祭に出演させませんか?!と言っていました。
すると、一人の男性学生が部屋に入ってきて、ダルブッカみたいな打楽器でぼくのスライド・ギター・プレイに合わせて叩きはじめました。ぼくも調子に乗ってそのまま演奏し、強い打楽器ビートに刺激され、ますます勢いづいてスライドで表現するリズムもガシャガシャ、ギュイン・ギュインと鮮明になりました。
かと思うと、一曲、やはりブラインド・ウィリー・ジョンスンのレパートリーから「ダーク・ワズ・ザ・ナイト、コールド・ワズ・ザ・グラウンド」を、これはソロ演奏でぼくはやりました。っていうかぼくがやったのはライ・クーダー・ヴァージョンのコピーです。
といっても1970年『ライ・クーダー』のやつじゃなく、1985年の映画サントラ『パリ、テキサス』で再演されたヴァージョンをそっくりそのままぼくはコピーしたのです。これを演奏したときは、弦を一本スライドさせるものなので、まさに指輪スライドが役に立ったと思います。
(written 2021.4.19)