アスペクト考察
前回までで西洋占星術では星を星座(サイン)と室(ハウス)に当てはめていくということを書きました。
つまり星を星座や室に当てはめていくことにより、一応のホロスコープは完成します。
しかし、それは全てではありません。
この星座、室に当てはめた星に対して今度はアスペクトというものを見ていきます。
このアスペクトとは星と星の意味のある角度です。
つまりは星同士がある一定の角度を成立させているときにはそれをアスペクトと呼び、特別な意味を見いだすのです。
たとえば太陽が牡羊座16度で月が獅子座20度だったとします。
星座は0度から29度の幅があります。
牡羊座16度と獅子座20度は124度離れています。
これは120度のアスペクトであるトラインのアスペクトにあたると判断します。
本来ならトラインは120度のみであるところ、このアスペクトにはオーブ(許容範囲)というものがあり、通常±6度程度、太陽や月が関わるアスペクトですと±8度程度のオーブがあります。
つまり太陽と月のトラインのアスペクトの場合ですと
112度から128度はトラインであるとみなせるのです。
ですからこの例の124度はトラインのアスペクトがたると言えます。
このようにすべての星と星についてこのアスペクトがあるか無いかを調べます。
そうしてアスペクトがある場合にはそこに特別な意味をもたせるのです。
続きは次回です。お楽しみにしてください。