兼業起業家という選択肢

皆さん、こんにちは株式会社dotDの代表をさせていただいております小野田久視と申します。こちらのブログでは兼業起業家として事業をはじめさせていただいた経緯やdotDの中でどのように事業を作っているのかを超具体的に解説させていただければと思っております。おそらく起業家の皆さんというよりも、大企業の新規事業担当者の皆さんの参考になればと思います。

まず、私はSAPジャパンというドイツに本社を置く企業向けソフトウェアに所属しており、様々な企業様の新規事業の立ち上げ支援やスタートアップ企業様のご支援をさせていただいております。

今回、兼業での起業に至った背景はいくつもあります。

1. 自分自身で主体性を持って新規事業立ち上げたり、新しイノベーションにチャレンジした経験がない私のような人間が果たして机上の空論だけで本当にお客様の新しい事業創出を本当の意味でご支援出来るのだろうかと考えておりました。人に偉そうに講釈たれるのであれば、自分でリスクを取って事業を立ち上げそのフィードバックをお客様にすべきではないのかなどと考え続けました。

これまで何十回も「なぜ、日本ではイノベーションが起きないのか?」という質問を外国人にされている日本人の方々を拝見してきました。「あなたが最初の1人になったらいいのに。。。」と常々思っていましたが、よく考えたら「お前(小野田自身)がやれよ」でした。自分は単に外資系に勤めているだけなのに、自分たちがイノベーターだと大きな勘違いをしていました。イノベーションを起こしているのは海の向こうの人たちでそれを販売しているだけなのに。

2. また、同様のタイミングで厚労省さんの「働き方改革」の一貫でパラレルキャリアという働き方をされている方も少しずつ増えてきているという事もあります。
MSの西脇さんや元AWSの小島さんもパラレルにいろいろな活動をされていますし、オラクル時代の後輩の井上さんも兼業起業家として大活躍中だというのもあり、人がやれていて自分がやれないはずはない。と考えました。

3. B2BのITソフトウェア産業に長年従事してきましたが、B2B業界は社会に対する貢献や、世界を良くするための活動は非常に間接的で見えにくいため、もっと直接的に社会に貢献できる可能性があるB2Cに近い領域にチャレンジしてみたいと思っていました。

第一線で働けなくなるまであと10年かも20年かもしれないので、じいさんになってから後悔しないビジネスマン人生を過ごしていきたいと思います。頭も体もまだまだ成長できると信じてはいますので、チャレンジは何歳でも遅くないはずと思っています。


こういった背景から今回兼業起業家として起業をさせていただきました。同年代・同業の知人、友人からは「すごい、応援したいと」羨ましがられもしましたし、「そんな兼業なんかでスタートアップがうまくいくはずない」とのコメントももらいましたので、俄然燃えてきています。

現在、テック系スタートアップシーンを取り巻く環境はシリコンバレーの熱気が世界中に回ってきており、東京でも非常に多くのチャンスがありそうです。スタートアップだからと言ってやることは大企業と基本的には変わらないはずです。やり方とスピード感が違うだけですので、普通の10倍の意思決定と行動力でドンドン新しいことに挑戦できるのはスタートアップの良いところだと思いますので兼業起業家として「社会をちょっと幸せにするお手伝いが出来る会社」として邁進していきたいと思います。

今後兼業CEOとして明るく楽しく大胆にチャレンジしていきたいと思いますので、今後共宜しくお願いいたします。

2019/01/08
株式会社dotD
代表取締役CEO 小野田久視

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