私の気になる「健康×まちづくり」①大阪府大東市
この記事では、私の気になる「健康」×「まちづくり」について紹介したいと思います。今回、紹介したいのは、大東市の取り組みです。私が今回の記事の画像を目玉焼きにした理由は記事を読んでいただくと気づくはずです。
1.大東市の取り組み
大阪府大東市では、大東公民連携まちづくり事業株式会社が「coomin(コーミン)」という名前の取り組みを行っています。
こちら「大東市が出資し、市の持つ遊休資産や知的財産を磨き、稼ぐまちづくり事業を営む株式会社」ということです。HPの説明をご紹介します。
公民連携による「新しいビジネス」の開発で、健康づくり!まちづくり!
行政がもっているリソースと、民間企業がもっているノウハウを掛け合わせて、これまでにないビジネスをプロデュースするのが、私たち〈コーミン〉の仕事です。
市民の健康や暮らしに貢献するのはもちろん、しっかり企業としての
利益も追求することで、持続可能なサービスを構築。
誰もが、いくつになってもイキイキと住み慣れた街で自分らしい人生を過ごせる環境を創造したいと考えています。
私が「勝央健幸ラボ」を考えるきっかけとなったのも、民間企業のノウハウが健康づくりの活動に活かすことができればという想いからでした。出資は大東市ということですが、今後、企業として稼ぎながら成長していくことと思います。とても注目しています。noteの記事にも、公民連携への意気込みが語られています。
2.健康づくりの実績を通じてスクールで稼ぐ
コーミンでは、大東市で実績を残している介護予防の取り組みをスクールとして展開しています。私も講演を何度か聞いたことがあるこの分野では有名な理学療法士の逢坂先生がスクールで講師を勤めていらっしゃいます。
地域健康プロフェッショナルスクール
https://matituku.com/school
私、全国の中で、行政の成功事例は国や都道府県などを通じて紹介されることが多いですが、無料のものが多い、と感じています。行政も無料のものからは、得ようという姿勢に欠けるのではないかと違和感を感じています。これまで試行錯誤をしてきた大東市にしっかりお金が入って、大東市の中で次の事業につながるよう有料の研修には注目しています。
3.公営住宅で「ココロもカラダも幸せな」地域をつくる
さらに、市営住宅の開発を通じて地域に暮らす人々が「ココロもカラダも幸せに暮らせる住宅地」を目指しています。私はあまり公営住宅についての知識なないですが、地域で仕事をしていると、公営住宅は他の地域コミュニティとは何となく浮いている感じというか、他の住宅や集合住宅にはお店や会社の事務所など生活に基づいたものも一緒ですが、そういったものがないのも浮いた感じがするのかな、とも感じます。このプロジェクトでは、民間のテナントも入れるようにして住宅部分を大東市が借りて住民が入居するということなので、これまでと変わった雰囲気になることと思います。
morinekiプロジェクト
https://matituku.com/hojo/
こうした公民連携の仕組みづくりには、行政内のルールづくりが重要になります。大東市では、大東市公民連携基本条例が制定されています。この条例については、私が学ばせていただいている木下さんがnote記事にしているので、気になる方はご確認いただければと思います。
4.終わりに
さて、今後もこうした「健康」×「まちづくり」で気になった事例、今後もまとめていきたいと思います。理由としては自分の備忘録になるのと、文章にすることで取り組みへの理解を深められたらと思うからです。以前行った大阪市高石市の方を招いた講演会も記事にしようと思うと、改めて復習できました。今回も、改めて大東公民連携まちづくり事業株式会社の入江さんのインタビュー記事を読んで、行政と民間のあり方を考えさせられました。
私が岡山県勝央町で行っている取り組みはまだスタートしたばかり、行政との距離感、民間同士の連例、まだまだこれからですが、少し早くスタートしている他の自治体から学んでいきたいと考えています。お読みいただきありがとうございました。
私の取り組んでいる「勝央健幸ラボ」についてはこちらのマガジンにまとめています。
以前、講演会にお越しいただいた大阪府高石市の取り組みについてはこちらの記事です。