レポート:オンライン発信塾プレゼン編第3回「動画編集の方法」
この記事では「地方のカチを高めるオンライン発信塾~しょうおう志援塾2020~」のプレゼンレクチャー編第3回「動画編集の方法」についてまとめたいと思います。2月5日(金)に開催されました。オンラインで映像を発信したいという方にとってためになる内容になればと思い、このテーマにしました。
オンライン発信塾プレゼンレクチャー編では、2月19日開催予定の勝央町のプレゼンテーション大会での発表を目標に学んでいきました。前回プレゼンレクチャー編第2回のまとめについてはこちらをご覧ください。
1.動画を作るために必要なことは「ストーリー」
今回の講師の先生は、山本輔先生です。音楽関係のプロモーションビデオを作成されたり、CMの作成をされるなど(残念ながら企業名は契約上伝えられないのですが)、その道の専門家として活躍されている方です。
映像作成の講師も務められています。今回、数日かかる内容をギュッと凝縮して、エッセンスを伝えていただきました。
映像を作成するには「時間軸の構成」が重要と言われます。プレゼンテーションをプレゼンから作るのが間違いと一緒で、「ストーリーを作らずに映像をいきなり撮りに行くのではない」と説明されました。
山本さんが地域のプロモーションの動画を作成するにあたっては、その地域の歴史、名所、文化を時間をかけてしっかり調べてから撮影に入ると言います。良いものを作ろうとすると、構成と準備に力を入れ、時間をかける必要があるということです。桜を撮るとしたら「なぜこの桜をこの角度から撮ったのか」という理由付けが必要になります。
そこで、必要なのは、「ナレーションを一回書く」ということです。ナレーションが入らないものでも、一回ナレーションを文章化して、映像と合わせて、最後にナレーションを削るそうです。とにかく「ことばに書く、文字にする」ということが大事ということを教えていただきました。そして、それを自分で読む、相手に伝える、伝わるか、という工程を抜きにしてはいけいないということです。
シナリオ作りが苦手な人にとって、必要なポイントは、20秒でワンセンテンス、3ブロックで「1分」でワンパッケージを意識すると良い。その1分を積み重ねていくことで、伝わりやすい映像になる、というアドバイスも教えていただきました。
2.自然に見える振る舞いは、自然に撮れない
自然に撮ろうと思えば、「撮りたいものを撮る」というだけでなく、「邪魔なものを撮らない」、「要らないものを撮らない」ということが大切と言います。
例えば、手でカメラを持って撮る時に「持つ手が揺れる」ことも「邪魔な情報」になるそうです。だから、固定する必要があります。必要なものが分かれば、無駄なものが分かる、だから構成、準備が重要ということです。
また、音声も収録しようと思うと、声は別収録した方が良いということです。同時収録は、カメラと距離が音声が離れて音が撮りにくくなるので、難易度はとても高いと認識した方がよいということでした。
また、人を映す時には、画面の真ん中にあるとストーリーが展開しにくいので事前に構成したストーリーを考えて画面のどこに人を置くのか考えて撮ること、明るさを大事にすること、1カットで10秒固定した映像を撮っておく、など、基本的に押さえておいた方が良いことを教えていただきました。
3.動画は何度ミスしてもOK
動画は最終的にベストになればよいので、それまでにたくさん撮影すればOK!
山本さんが3分のプロモーション映像を作成するには、たいだい300分の撮影をするそうです。とにかくたくさん撮って、「99%のものを捨てる」という気持ちでたくさん撮っていくことが大切ということを教えていただきました。
4.他にも、簡単にできる映像作成の秘訣
後半は、上達のためのポイントをいろいろ教えてもらえいました。カメラの位置、照明の位置、マイクの位置、シナリオは?など、考えるクセを持つで、映像作成のスキルが上達するいう日々できることでした。
以下、私の「なるほど」と思ったことを箇条書きで書いてみます。
・ナレーション、音声から作った方が良い。自前ででもナレーションを録音しておく。それから映像を合わせるようにすると、伝えたいことがしっかり伝わる。
・音と画(口の動き)がずれていても大丈夫。音がきれいに伝わることでストーリーをしっかりと伝えることができる。
・カメラで撮る時に画面を3等分して被写体を収めると構図が作りやすい。
・テロップにも無駄な情報がないか確認する。
・「編集でどうにか」はない。とにかく事前の構成が大事!
今回、勝央町のプレゼンテーションで発表される方に向けて動画作成のポイントを説明していただきました。今後の、勝央町内のPRのためにも、今回の動画作成のポイントを活かしていければと思います。
お読みいただきありがとうございました。