地域活性化人材育成のオンライン研修を主催して感じたこと(その②)
この記事では、地域活性化人材育成のオンライン研修を主催して感じたことを整理したいと思います。いわゆる備忘録的なものです。令和2年度「地方のカチを高めるオンライン発信塾」というタイトルで全9回、8月から2月まで開催しました。
それぞれの回の内容は、こちらにまとめてあります。
途中、4回が終了した時点で一旦振り返った記事があるので、こちらもご覧いただければ幸いです。
1.情報発信は、反響があるとがんばれる
今回の一連の研修、テーマを「発信」としている以上、私自身も情報発信を課題として設定して事業を運営しました(私自身も発信に挑戦したかったという気持ちもありました)。このnote記事で毎回の記録をするということ、しょうおう志援協会のfacebookに投稿するということを心掛けました。
元々、情報発信が小まめな人から見ると、「大したことない」というようなことですが、私はこれまで何もしていなかったのですから、がんばった方です(自画自賛)。
note記事でも、facebookでも、読んでいただける方がいるということはが、こんなに自分にとって励みになるとは思ってもみませんでした。特に、塾の講師の方からは「自分の話したことを第3者がまとめると、自分とは違った視点でまとめてくれて面白い」という言葉もいただけ、これも嬉しい結果でした。
2.申込者がじわじわ増えてくれた
今回の塾、8月から約半年間という長丁場の研修でした。WEB上で知ったり、口コミで知ったりして、申込者が最後まで少しずつ増えてきたのがうれしかったです。グラフにしてみたので、ご覧ください。
左の5回までが前半の「オンライン学習編」、右の4回が後半の「プレゼンレクチャー編」です。それぞれの前に勝央町内には、広報誌にチラシを入れてもらい広報をしました。
今回、オンライン配信していたことで、zoomで自動録画できたので、動画アーカイブを作成し、限定公開で申込者にご覧いただきました。開催日に参加できなかったけれど、アーカイブで追いついていただいた方もいらっしゃいました。
アーカイブの配信はいろんな考え方があると思います。「アーカイブがあると開催日の参加が減るのでは」、という意見もありましたが、中にはどうしてもどうしようもできない予定が入る方もいるので、私としては無理せず参加していただける「アーカイブもあるよ」プランにしました。
申込者と参加者とのギャップの部分ですが、途中で忙しくなって参加が中断してしまった方もいらっしゃいました。長丁場ですので、タイミング的に難しくなった方もいても仕方ないかもしれません。
中には、申し込んで受講料を支払ったけれど、初回だけ参加、もしくは1回も参加されない方もいらっしゃいました。申し込んでも参加しない方がいるのは、オンラインが普及して申し込みのハードルが下がったということでの現象でしょうか。(運営としては、受講料さえ払っていただけていれば、不参加であってもどうこう言う筋合いはないです)
それと、メールでの連絡がうまくいかない(申し込みいただいたメールアドレスに送っても迷惑メールになっていた、もしくはメールの山に埋もれていた)という方もいましたので、連絡については難しさを感じました。
3.盛り上がった「アフタートーク」
私、この研修を開催するにあたり、主催者権限で意識したのは「終了時間厳守」です。細かいかもしれませんが、次の予定がある人にとって、「終了予定時間」に終わらないことはストレスになります。時間になったからといって話が途中で抜けると、モヤモヤした気持ちも残るので、みんなが時間になって気持ちよく終わるように、心掛けました。
ただ、そうなると、せっかくの研修で「質問をもっとしたい」、「みんなで交流したい」という方はさみしくなります。そこで、アフタートークとして終了後30分を目安で残れる人でワイワイお話しました。ここの話の方が緊張がとけて、ざっくばらんに話ができて、盛り上がって関係も深まった気がします。私は、このアフタートークは皆さんにまかせて、話を聞いて楽しんで過ごしました。このアフタートークの映像も参加者全員にシェアしたので、時間で抜けた人も楽しんでいただけたものと思います。
4.盛り上げるのが難しかった文字のやり取り
先ほど、メールでの連絡が届いたり、届かなかったりで大変だったことをお伝えしましたが、文字での交流も難しかったです。
参加者向けには、参加者限定のfacebookグループを作成し、終了後に「なんでも書いてね」スレッドを作りました。当日聞けなかったことを質問したり、感想を書いたり、情報交換したり、と活用してもらう予定でしたが、こちらは思ったより盛り上がらずでした。
文章に書くこと自体が面倒なのと、相手の顔が見えていない不安もあったり、他の多くの情報に埋もれてしまって意識がいかなかったり、いろんな原因があるかと思います。ただ、マメに目を通している人も少数ですがいたので、主催者が負担にならない範囲で文字での交流グループを運営することはアリなのかなと思います。
結果的に活用できたのは、自己紹介文の掲載、当日のリマインドの連絡、映像アーカイブのURL掲載の目的だったかと思います。
あとは、中には、facebookグループへの参加を何度連絡しても参加できていない人がいて、その人は他の方の自己紹介など見られずもったいないな、という方もいらっしゃいました。かといって、別のテキストにまとめるのは作業的に負担なので、残念ですが、仕方ないですね。
5.主催者が一番得をすることを知った
ここまで、思いつくままに主催してみた感想を書いてみました。今回、研修を主催して感じたのは、「主催者が一番得をする」ということです。もちろん、準備や連絡は若干面倒ではありますが、それでもプラスが大幅にありました。何を得したかというと…
・自分の話を聞きたい人を講師に呼べる。
・講師の話を一番よく聞いた自信がある。
・参加者、講師と一番関係を深められた。
・映像アーカイブ作成や記事作成で、研修内容を復習する機会を得た。
・プロモーション、マーケティングなどいろんなことを考えて、苦労をしたけれど、実践として身になったと感じる。
・自分が別の研修に参加者で参加するときに、気づきが多い(良いところはマネしようという意識で参加する)。
・研修会を主催していることが自分の名刺代わりになる。
・情報発信のネタに事欠かない(noteを継続する理由付けになる)
ざっと、こんな感じでしょうか。まだまだいろんなことがあるかと思いますが、思いつくのはこの辺りです。このような機会をいただけ、本当に感謝です。予算的にも、しょうおう志援協会からの予算があったので、講師依頼、広報と思い切って取り組みができました。
とはいえ、研修会の運営自体は、金額も安価な事業で参加へのハードルが低く、運営もまだまだ素人に毛が生えた程度、ミスもあったり、皆さんに支えられたから最後までできたと感じています。来年度は、「やってよかった」だけでなく、自分に対してもう少し目標設定をして、自分の得られるものも大きくなるようにしたいと考えています。
また、令和3年度の予定ができましたら、ご連絡したいと考えています。引き続きよろしくお願いします!
お読みいただき、ありがとうございました。
【この記事は、こちらのメンバーと刺激しあって作成しています】
私は「Locally Driven LABs(LDL)」というグループにも所属しています。 地元と全国をつなぎ、オンラインラボという形式でプロジェクトを成功に導くための実験ラボです。 このマガジンは、ラボのプロジェクトを配信していきます。
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