レポート:勝央まちづくり大型サロン
この記事では2022年3月13日(日)に開催された「勝央町まちづくりサロン」についてまとめたいと思います。まちづくりサロンはこれまでオンラインでの開催が続いていて、リアルでの開催は約2年ぶりとなります。まちづくりサロンの記事はこちらにまとめています。
今回のイベントでは、「協業」と「人づくり」をテーマに、コーディネーターとして泉一也さん、オンラインゲストとして並木将央さんにご参加いただきました。勝央町内外から、計24名の方にご参加いただきました。
1.ゲストのご紹介
泉さんは、勝央町のまちづくりの活動のキーパーソンで、2015年のまちづくりの取り組み開始から関わっています。泉さんは、これまで人と組織を活性化する専門家として、大手企業でのお仕事も多く担当されています。「場活堂」を運営されています。
並木さんは、中小企業診断士、MBA(経営管理修士)、ITコーディネータとして、コンサルティングやセミナーなどで幅広く活躍しています。著書、『成熟社会のビジネスシフト』を出版されています。
2.プログラムはこちら
今回は、並木さんの講演を元に、会場のメンバーでワールドカフェ形式のグループワークを行いました。グループワークのテーマは「協業」です。3つのルールにそって、ディスカッションを行いました。
3.並木さんのお話より
オンラインゲストの並木さんからは、「成熟社会のこと、協業の必要性について」というテーマでお話していただきました。簡単にメモをしてみました。
4.「協業」についてのアウトプット
各グループで話をして、途中メンバーが入れ替わり、視野を広げたり、気づきをもらいながら、最終的にまとめていきました。6つのグループの発表内容を紹介します。並木さんにそれぞれコメントもいただきました。
① 目的とビジョンをはっきりする。それから信頼関係を築いて、SNSを活用していくことが必要。
並木さんコメント:SNSを使ってどれだけ共感を増やすか。「実現したい社会をどうしたいか」で共感を得られることが大切。
② 目標、想いがあるから、異業種が集まる。SNSでつながり、きっかけがつくる。場所、情報が重要。利益も大事。目標、想いに戻る、ループが大切
並木さんコメント:共感が得られないと、ループが回らない。共感のためには個人の熱意が大切。
③ 発信できる人、ターゲティング、動ける人、ディレクション、オペレーション、継続できる事業にできる人、資金などwin-winになれる関係、コミュニケーション。一番大切なのは目的、ビジョン、「どうなれば成功か」が
並木さんコメント:必要な人がいない場合、つくる必要がある、もしくは自分がやるという気持ちが大切。アウトプット系の人材は日本には特に少ない。
④ ビジョンなど大切な想い、若い人の発信力、強みを知る、集まることが大切。専門性、価値を加えること、勇気、続けることが必要。
並木さんコメント:正解探しになっていてはいけない。一歩踏み出す勇気が大切。
⑤ アイデアからビジョンを伝え、役割に共感するから、参画、協業につながる。PDCAを回すことが大切。
並木さんコメント:PDCAは良い。参画は、アイデアやビジョンだけでなく、集まった人で「なんかやってみない」という、アイデアが後からの時もある。「この人といたいから、何かやろう」というものもあっても良い。
⑥ 強い想い、アウトプットすることで、協業につながる。
並木さんコメント:個人から集団、巻き込まれるという流れが良い。人には個人差があり、熱量が異なる。早く燃えるものとゆっくり燃えるものがある。
5.「協業」のはじまり
最後の「レッツ宣言」の時間では、4名の方が宣言をしてくださいました。参加者に向けて想いを伝えることで、グループワークで別のグループだった方にも、想いが伝わったことと思います。
会の終わりには、さっそく活発に名刺交換が行われ、協業のはじまりを感じさせる会となりました。今回、コロナ禍で開催が2月から3月に延期になり、告知もなかなか思うようにいきませんでした。それでも、しょうおう志援協会のイベントに初めてご参加の方も多く、運営としては嬉しい限りです。
これからも、地域活性化に向けての取り組みを進めていきたいと考えています。今後とも、よろしくお願いします。