日本人起業家によるO-1(アーティスト) VISAのススメ
これまでMLBとのやりとりなどアメリカでのビジネスについて書いていましたが念願だったVISAをようやく取得することが出来ました。
VISAの種類はO-1でいわゆるアーティストビザと呼ばれるものです。そもそもアーティスト要素が一切ない僕がなぜアーティストビザを取ったのか、また、起業家にとってこのアーティストビザが非常に魅力的なものでもある(と思っている)のでこれからアメリカでの挑戦を考えている方への参考になればと思い、この記事を書かせて頂きます。少しでも皆様の力になれれば幸いです。
また、本題に入る前に今回の申請にあたって多くの方に推薦状のご協力を頂きました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。
それでは本題に入ります!!!
どんなVISAがあるのか
まずVISAと言っても様々な種類があり、申請の条件やハードルなども大きく異なります。一般的に僕の周りでアメリカに挑戦(しようと)する起業家ですと「E-2」「O-1」「L-1」の3種類が多いのではないかと思います。
これらのVISAの特徴やメリット&デメリットなどを見ていきます。
※正確な情報はご自身でお調べください。あくまでも参考とお考えください。
E-2
O-1
L-1
となっています。
僕の周りでもE-2の話を聞くことが多く、E-2の申請を考えていたのですが30万ドル掛かって、さらには承認までの時間が長いことを考えるとあまりメリットを感じませんでした。
そこで自分で色々と調べた結果「あれ?O-1でもチャンスあるんじゃない?」と思い、移民弁護士の方に聞いてみると「問題なく申請できる」と言われたのでO-1を選択することに。ちなみにこれ豆知識ですが日本の弁護士でO-1の経験が少ないところだと資格があるのに無理と言われるケースが一定数あるらしく、個人的には米国の実績のある移民弁護士をオススメします。僕も米国の移民弁護士にお願いしました。
O-1の詳しい要件
冒頭にも書いたようにO-1はアーティストVISAとも言われるぐらいなので一見すると起業家とは無縁のように思えます。が、近年O-1を使ってVISAを取得する起業家が増えており、特に日本以外の起業家では一般的になっていると言われています。
それはなぜかというと8つある要件のうち3つ以上を満たすと申請する資格があり、その要件が起業家にとって非常に優しいものになっているからです。実際にその8つの要件を見てみると…
例えば③などは調達のニュースなどでもOKですし、①や⑤は特許などを取得している場合に該当するケースがあります。
実際に僕もこの8つの要件のうち3つ以上を満たしており、取得することが出来ました。
ちなみに見ればわかるように要件が少し曖昧な部分もあるので、自分自身で判断しづらく、実績がある移民弁護士がオススメなのはまさにここのノウハウを持っているからです。
一定の調達をしている、カンファレンスなどので登壇や受賞実績のある起業家の方であれば問題なく要件を満たすと思います。
豆知識ですが新聞などの掲載は発行部数がモノを言う世界なので日経新聞は世界的に見てもかなり強いです笑
O-1の最大のメリット
ここまで読んで「あれ?自分もO-1行けるのでは?」と思った方にさらに最後の一押しをしたいと思います笑
実はまだO-1の最大のメリットを言っていませんでした。
僕が色々と調べた中でO-1の最大のメリットはなんと言っても「通過率の高さ」に尽きます。ここまで色々と書いてきましたが最後は承認されるかがどうかが1番の鍵であり、いくら要件を満たしていても審査が厳しければ意味がありません。そんな中でO-1はかなり高い通過率となっており…
2023年の通過率は95%となっています…。他のVISAに比べても圧倒的に通過率が高く、僕はこの確実性を重視してO-1を選択したと言っても過言ではありません。
系統は違いますがH-1は通過率が10%前後で既に宝くじみたいなことを一部では言われているのを見ればこの高さが異常なのがわかると思います。
僕がO-1をめちゃくちゃオススメする理由はまさにここにあります。上の要件を満たすことができればかなりの確率でVISAを取ることができるのです。
実際のプロセス
ここまで読んで頂ければもう既にO-1を取るしかないという気持ちになっているかと思いますので最後に僕の実際のプロセスを記載しておきます。
2024年7月中旬:移民弁護士と面談
2024年7月下旬:O-1を申請することに決定
===書類の準備期間===
2024年10月中旬:書類提出
2024年10月下旬:書類審査通過
2024年11月中旬:面接通過
こんな感じで非常にスピーディーに進みました。同じタイミングでアメリカ法人の登記を行っており、そちらの待ちが発生したのでもしそれがなければもっと早く進んでいたかと思います。ちなみに追加で書類を求められて更に時間が掛かるケースもあるのでご留意ください。
最後に…
冒頭にも書いたように今回の申請にあたっては多くの方に推薦状を書いて頂いており、本当に感謝の気持ちしかありません。そういった皆さんのご厚意を僕も繋ぐべく、VISAの申請に悩んでいるという方がいればご連絡ください!全員にお時間取れることはないですが少しでもお力になれることがあればお話頂きます。もちろん移民弁護士を紹介することも可能です!※僕の知り合い経由でご連絡頂けると無視するとかないと思います。
少しでも日本からアメリカに挑戦する人が増えればと心から願っております。
Spcial Thanks
ちなみに僕が調べた中でこのYoutubeが1番参考になりました。英語分かる人はこちら聞いた方が有益かもしれませんw
ずっと聞いているリピートライムにホストのTurner Novakさんが登場したおかげです!