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AD100PRO 緑被り改良版パネル

以前投稿したGodox AD100PROの緑被り問題のつづきです。

改良版が届いたのでさっそくテストしてみました。

SONY α7Slll WB/太陽光 ISO100 1/160 F11 同条件で撮影

上の画像はWBを太陽光モードに固定して同条件で撮影してみました。
露出計でほぼ同じ数値になるようにAD300PROも比較対象として追加。
ヌケの良さは発光管の違いからか?AD300PROがいい感じです。

Adobe Camera RAWにてチャートのグレーをピック

上記画像は先ほどと同じデータで現像時にカラーチャートの一番下左から3番目のグレーでホワイトバランスを取った画像になります。
AD100PRO同士はほぼ同じような見た目になったんですが、やはりAD300PROのヌケの良さが見て取れます。

SEKONIK C-700にて計測結果

SEKONIK C-700で色温度や演色性、色差を計測してみました。
CCTが色温度、Ra/R9が演色性の数値です。
Raは一般的に演色性が良い、悪いを比較するときの数値になります、R9は赤色の発色が良いか悪いかを表しています。
この数値が低いと赤色がくすんで見えるのでRaが高くても肌の血色が悪く見えたりイチゴやりんごなど彩度の高い赤が再現しにくくなります。

CCiは色差と呼ばれマゼンターグリーンの色転びを表しています。
AD100PROオリジナルの0.4Mと言う表記はグリーン方向に色転びしているので0.4Mのフィルターを掛ければ補正できると言うことです。
0.0は優秀、0.1程度は許容範囲内でほぼわからないと思います。0.3ぐらいになってくるとどちらかに色が転んでるかな?とわかるぐらいだと思います。

現在輸入されているAD100PROは改良版になっていると聞いていますが、ヨドバシカメラなど家電量販店に在庫としてある分は改良前の物が残っているかもしれません。
改良版が出たのでV1などとミックスの時はあまり気にしなくて良くなったかもしれませんね。

商品撮影や厳密な色再現が求められる現場では出来るだけ同じ機種で統一したほうが良いかと思います(もっと言うとbroncolorとか使いたくなってくる)が通常はあまり気にしなくても良いと思います。

以上、簡単なレポートでした、ご参考になれば。
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