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kiyofico
ことばは心を超えないから、私たちはことばさがしをする。
大好きだったバンドSound Scheduleの歌に「ことばさがし」という楽曲がある。
ことばが心を超えなくても
絶え間なく 揺るぎなく
僕は注ぐよ 届け愛の唄
ことばって心を超えることはないなと本当に思う。
どんなに流暢でいい風なことを言っても、心の奥底は滲みでるもの。
逆に多くを語らずとも、ポッとでた一言だけで気持ちが伝わることもある。
人と会話するときでさえ、選ぶ言葉のチョイスから知性、精神性、経験すべて丸裸で恥ずかしいなと思っているのに（自意識過剰だ）、ましてやこんなふうに全世界へむけて言葉を紡いでるなんて露出狂ばりの変態やんかとさえ思う。
でもどうしても相手に伝えたい。理解したい。理解してほしい。
そんな一心をどうにかこうかしたいときのツールが「ことば」。
だからこそ、相手の発する言葉がひっかかるとき、自分のなかのフタをしていた気持ちに気づく。
「なんでこんなにモヤモヤしてるんだろう？」
「この単語をあえてチョイスした相手の意図はなんだろう？」
とことん「ことば」と向きあってみるときのツールもまた「ことば」なのだ。
今日も私は1番の親友であるわたしを理解するために、ことばを紡ぐ。