一人芝居まくあけと詩集まくあけ
この記事は、
大川久乃HP「ほんとね。」内に公開した記事と
同じ内容です。
悲しくて、美しくて、哀しくて、苦しくて、
でも。
”触れる”ことで
「まく」はあくのだ、あけられるのだという
生き方のヒントもあるような、
それはもうほんとうに針の穴ほどの
か細いすき間の なんだけど……
ひかりの発露
みせてもらいました。
微かでも、いいえ、微かでなければ届かない
光線の強さ。
作と演出は小川敦子さん
緊張と弛緩で波立った鼓動のような
言葉のならべ
出演は西井裕美さんの間、まあい、舞
ああそうか、佇まい(たたずまい)も
ひとつの舞。
感嘆でした。
すばらしかった。
一人芝居「まくあけ」公演あと1日あります。
オンライン配信チケットもあるそうです。
ぜひ。
APOFES2024参加作品
西井 裕美✖️小川 敦子
「まくあけ」
日程:
1月21日(日)17:30(終了)
1月28日(日)13:00
場所:
APOCシアター
チケット
・1回公演チケット¥1500
*配信チケット*
・1回公演チケット¥1000
※2週間アーカイブあり
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さて、昨年春に刊行した
わたし大川久乃の詩集『まくあけ』は
100部限定で自主制作しました。
発注をいただいてふと手元に残るのは
もうあと3冊なことに気がつきました。
増刷するかどうするか。
でも答えはほぼ決まっていました。
『まくあけ』が裕美さんの身体を通して
とうめいになった。
もう幕の(膜の)
むこうとこちらという境もなくて
いい。
『まくあけ』を完成させたあともなお
わたしのなかで静まらなかった
「まくあけ」詩群をつくらせる熱。
そのなかでぽつんと出てきた
「今日は、まくあけ」ということばは
きょうは、まくあけ であり
こんにちは、まくあけ でした。
「まくあけ」を作っている間、そして発表後も
自分の宿す陰をわたしは表明したのかな、と
やや、おそれを抱きました。
でも同時に、この程度の陰なんてと
だれの眼を気にしているのかおかしな気後れ
それが交互に、うつろいました。
でもそれは真摯さでした。
裕美さんの舞台を見て、そんなふうに
わたしはやっと思えました。
一冊の本を作ること
詩集を作ることを
経験させてくれた、ひかりと、かげ。
そしてまくあけをわたしは愛しています。
お取り扱いくださっているお店に
まだ数冊ずつ、並んでいるはずです。
未読の方はぜひとも、
お近くのところでお買い求めください。
また、通販に対応しているお店もあるので
ぴんときた各店にお問合せ下さい。
ま く あ け
詩集『まくあけ』取扱店一覧があります
上記サイト↑ではリンクがあります。
中野活版印刷店(通販アリ、4月より盛岡)
ひるねこBOOKS(谷中)
本屋 生活綴方(妙典)
書店有給休暇(国立、通販アリ)
絵本屋しるく(清瀬市)
スノウドロップ(保谷)
サニーデイズキッチン(保谷)
まくあけのために貴重なスペースを
提供して下さっているお店の皆さんに
こころからありがとうございます。
わたしの創作活動をサポートしてくださる方がありましたらぜひよろしくおねがいいたします。励みとし、精進します。