【経済】 私の「お金哲学」
突然ですが、あなたは音楽のライブに行きますか?
あなたに、そこまで有名ではないけれど縁あって好きなミュージシャンがいたとして。時間とお金の都合がつく限りはツアーも参戦し、グッズも少しは買い、ジャケットしか違わないけれどCDは毎回二枚買って応援している。
ある時あなたがその話をしたところ、「え、私もあのバンド大好き!!!」という人と出会います。
「まじで??じゃあ今度一緒にライブ行こうよ!!」と嬉しくなったあなたに。
「いやいや、ライブとかCDはお金かかるじゃん。YouTubeならタダで全曲聞けるのに無駄でしょww」
もしこう言われたら、どう思いますか?
二度と「好き」と発言するなと。とち狂っても「ファン」などと口走るなと。
あなた自身もCDを買っておきながら結局YouTubeを見ていたとしても、こう思いませんか?
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あなたに応援している野球やサッカーのチームがあったとして。
ホーム球場は地方にあり、関東での試合はビジターのユニを来てできる限り応援に行き、年に数回旅行も兼ねてホームで応援できるのが何よりの楽しみ。
そんなあなたに、「俺も全試合チェックしてる!○○選手まじ好き!」と。
はい。一緒に観戦を誘ったあなたに、「いやいや、缶ビール飲んでテレビで観た方が金かかんないっしょww」と。
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今更改めてですが、私はどうにも本が好きです。
漫画や雑誌も合わせれば年間ざっくり150冊は買いますし、小説で小さな文学賞を取ってから細々と物書きもどきも続けられています。
私も何人ものファンですし、感謝感激雨あられですが数えるほどでもファンと呼ばせてもらえる方々も5年ほどいます。
そんな中、「俺も本めっちゃ読むよ!その作家大好き!その本も読んだよ!」と言ってくる人は無数にいます。
しかし…、少し話すと「お、新作貸してよ!それ人気でさ、図書館20人待ちなんだよねww」と…。
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そして一番のポイントは、ファンやサポートのあなたですらこんな気持ちになるのですから、選手やアーティスト自身は果たしてどう感じるでしょうか。
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学生ならいいです。高い学費を親や未来の自分に払ってもらっている以上、時給900円のバイトなどせず、ライブも我慢し、イヤホン付けて図書館に籠り浴びるように知識を吸い込みたい。
こんな学生には、私の一軍の本棚からすら本を貸してあげたくなります。
しかし。
価値を与え金をもらう(はずの)社会人が、自分自身だけは「どうやって金を払わず価値だけ手に入れるか」で生きていたら。
実際はそんな小賢しい人間が増えたから、「あとちょっと続けられれば」という才能があちこちで散っている気がしてなりません。
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さて、キャラ立てが狂うのでこれ以上温度の高い話はやめましょう。
ここで述べた「タダなら人間」など可愛いものですが、それ以下の輩を相手にするのも今日は控えましょう。
ただ、他人をタダでしか使わない人間は、いずれ自分もタダでしか使われなくなります。
別に精神論ではなく、誰でも手に入る知識や経験しかない人間が、誰でもではない価値を世に生めるはずもなく、結果誰でもできる作業しか回ってきません。もちろん誰でも代わりができる程度の賃金で。
それが「金は天下の回り物」とやらではないでしょうか。
以上、記事はここでお終いです。……あれ?このnoteの下に投げ銭ポイントが……と。笑
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