見出し画像

Cドライブのクローン後、SSDが公称値出ず困ってる方向け

SSDを買い足して換装して、データをクローンして新しいSSDに移したものの、Crystal Disk Markの数字が思ったように伸びず、困ってる方いませんか?(特にRDM4K Q32T16)

実はクローンすると4Kアライメントのズレが起きることがあります。4KアライメントズレというのはSSDの読み書きする位置がズレて、何回も読み書きする動作が起きてしまい、見かけ上は正常動作しているものの思ったような動作をしない現象になります。
この現象はCrystal Disk Markの数値が伸びないだけでなくSSDの寿命がいち早く短くなるという悪い点があります。

4Kアライメントがズレているかどうかはパーティション開始オフセットの数値が4096で割り切れない数字になっていたらズレているということになります。パーティション開始のオフセットの数値はmsinfo32などを使って調べます。Windowsスタート右クリックの検索からmsinfo32を入力→コンポーネント→記憶域→ディスクの順番です。

msinfo32のディスクの項目より、パーティション開始オフセットの数値



4Kアライメントのズレを直す方法ですが、私の場合Minitool Partision Wizardの無料版を使ってアライメントの調整を行いました。EaseやAOMEIなどのフリーソフトでもアライメントの調整が出来るソフトがあるようです。
それぞれのソフトのアライメントの調整の方法はそれぞれのソフト名(会社名)とアライメントでググると出てきます。
ソフトのインストールとアライメント調整後、PCの再起動は必要になりますが、コマンドプロンプトを入力するなどの難しい操作はありませんのでご安心ください。

4Kアライメントのズレ修正前のSN770のCrystal Disk Markの数値
4Kアライメントのズレ修正後のSN770のCrystal Disk Markの数値


私はM.2 NVMe SSD Intel 760p 256GBからM.2 NVMe SSD WD SN770 1TBにCドライブのデータをクローンし換装したあとにSN770 1TBの数字が他の人のCrystal Disk Markの数値や公称値に全然届かなくて、これはおかしいと思って即日色々ググりました。
その結果、クローンをすると4Kアライメントのズレが起きることがあって、普段使いには違和感を感じませんが、このような動作が遅くなる不具合が生じることが判明いたしました。

少しでも参考になりましたら幸いです。
今日、たまたまSN770のamazonのレビューを確認しにいったら意外と私と同じ不具合に見舞われている人が多いみたいだったので、NOTEにあげてみました。amazonのレビューの書き換えや価格.comのレビューの書き換えなどしましたが、こちらも含めて少しでもこの現象で困っている人の目につくことを心より祈りたいと思います。